電気料金およそ1万円という領収書を目にし、軽いめまいを覚えたあの日から1カ月――。
きのう、今月分の領収書が届いた。お値段なんと……
5,013円!!!!!!!
約半分にまで抑えることに成功した。

なぜここまで節約することができたのか。その極意と裏ワザをここで紹介したい……と言いたいところだけど、そんな大層な極意、裏ワザなんてなーんにもない。
エアコン(暖房)をつけるのをやめた。ただ、それだけ。
ある意味、禁じ手・最終手段のような感じだけど、これをやるだけで電気代が半分近く減るんだから結構すごい。でも、これをやっちゃうと寒い、物凄く。当然だ。
そこで僕がとった対策は、これも単純な話、厚着をすることだ。
この「厚着」をする上で凄く役に立ったアイテムの1つが、ミズノの『ブレスサーモ』。しかも、登山とかで着る一番暖かいヤツ。これがまあ、メチャクチャ暖かいんですよ。

ただコレ、結構お高い。今の相場で5,000~7,000円くらい? 1カ月の電気料金くらいだ。
僕の場合、ももクロちゃんの冬のスキー場野外ライブのために以前買ったものがあったので追加の出費はなかったのだけど、今から買い直すとなると電気料金以上の出費になる可能性もあり、これでは本末転倒だ。
なので、現実的な対策としてはユニクロのヒートテックでしょうね。これにも通常のモノよりさらに暖かくなるタイプの『エクストラ』がある。こちらは1,290円だ。
もちろん、値段の差だけ暖かさにも差があるけど、寒かったらもう1枚重ね着すればいい。実際、僕もブレスサーモが洗濯中の間はヒートテックのエクストラで代用していたけど、ヒートテック、厚手のTシャツ、スウェットの3枚重ねだった。
だけど、暖房抜きではそれでもまだ寒い。
そこでトドメの一撃となったのが、こちらもユニクロの定番、フリースだ。しかも、初めて知ったのだけどユニクロのフリースにもいろいろと種類があって(てっきり、CMでよく見かけたアレ1種類かと思っていた)、中でも僕がおすすめしたいのが『ファーリーフルフリース』。
通常のフリースよりも毛足が長くて、モコモコ、フワフワ。着るだけで暖かさを実感できる。しかも軽いので、部屋着にしても全然負担がかからない。それでいて、頭からすっぽりかぶるプルオーバーが990円、ジップジャケットタイプが1,290円というお手頃値段なのだ。
やはり人気商品なのだろう、僕が行った店舗にはもうジップジャケットしかサイズがなかったから、こちらを購入。部屋着としてのコスパで言えば、確かに300円安いプルオーバー一択かもしれないけど、ジップジャケットには丸首のプルーオーバーと違って襟がついている。つまり、首元まで暖めることができるので、むしろ寒さ対策として考えればこちらで良かったとも思っている。
ブレスサーモ(もしくはヒートテックエクストラ)、Tシャツ、スウェット、フリース、この4枚重ねで死角なし。東京くらいの冬だったら、暖房ナシでもこれで十分いけることが今更ながら分かった1カ月だった。
そう思うと、東京に住み始めてもう15年近く経つけど、今までガンガンに暖房をかけていたのはいったいなんだったのだ、相当損していたんじゃないかとも思った。と言って、これで風邪をひいていた可能性もあるわけですから、まあ運が良かっただけかもしれない。
ちなみに下半身は裏起毛タイプのスウェットのみだったけど、さすがに寒いので毛布をかけていた。これだけでもなんとかいけるもんだ。
ただ、僕は手足の末端がよく冷えるタイプなので、むしろ指先が冷たいことの方がつらかった。裏起毛の靴下でなんとかしのいでいるけど、故郷の福井県に住んでいた子供のころ以来、久しぶりに霜焼けになりましたよ。あー、痛痒い。
まあ、無理やり我慢した部分も多いけれど、こんな感じで1月半ばから昨日までの1カ月を暖房ナシで過ごせたわけですから、電気代ヤバいなぁという人はぜひマネしてみてくださいね☆
一方、電気料金が先月から半減したことは嬉しかった反面、同時に「こんなもんか……」と、ちょっとガックリもした。
だって、暖房を一切使わず、自分なりに精いっぱい節電を頑張ったつもりでも、まだ5,000円もかかるわけですから。正直、3,000円くらいになっていてほしかった。
まあ、よくよく考えれば、ずっとテレワークだから部屋の明かりは1日中ついているわけで、だいたい最近の平均睡眠時間は5~6時間だから、18時間くらいは電灯がついていることになる。
また、暖房以外に気を付けたのはテレビで、テレ東の『午後のロードショー』の2時間以外、仕事中はテレビをつけないように改めた。
でも、夜の9時、10時以降はゲームをするか、テレビ・映画を見るかで、午前4時くらいまでずっとつけっぱなし。しかも、YouTubeもPS4を介してテレビで見ているから、テレビと同時にPS4も稼働しっぱなしというわけだ。
節電したつもりでも、結構電気使ってたわけですよ。
じゃあ、もっと節電・節約するためにゲームも映画もテレビもやめて、これからは読書を趣味にしていくのもいいかもしれない。漫画はもちろん、活字を読むのも嫌いじゃないし。けれど、やっぱりゲーム、映画って楽しいですからね。簡単にやめられるものじゃない。
それに、節約のために自分の好きなものを捨てるのって、なんのために生きてるんだ!ってなる。
本当に経済的に追い込まれたら、そうならざるを得ないけれど、今はまだ幸い現状の生活スタイルでギリギリ生きていけるから、とりあえずは1カ月5,000円をメドに節電生活を続けていこうかなと思った。
……のだけれど、これからどんどん気温が上がっていく季節。夏場をエアコン(冷房)なしで過ごすのは絶対に無理だったわ。
だって、みんなもうすっかり忘れて話題にもしていないけど、一昨年の今頃は「地獄のような暑さの東京の夏にオリンピックって、正気か!」と言われていたくらい、クソ暑いわけですよ、東京って。
エアコンつけずに1日過ごしたら、普通に死にますわ。
東京の寒さくらいは厚着でどうにかなるけど、逆に暑さは全裸になったぐらいではどうにもならん。 なので今後の課題は、夏場をいかに節電して体調を崩さない程度に過ごすか、ですね。

ああ、貧乏が憎い……手っ取り早くBIGの6億円当たんねーかなー