パッと見は、かなりの混戦。
というか、ファルコンステークスは毎年混戦ですね。5年続けて1番人気が敗れていますし、過去10年で見ても、1番人気が勝ったのは2014年タガノグランパ1頭のみで、2着連対どころか、複勝圏内の3着までに入ったのもタガノグランパだけ。
これはもう、

万馬券を取ってください
と言わんばかりの穴党推奨レースではないですか。
では、遠慮なく取らせていただきましょう、大万馬券を!
そして、その波乱の使者にふさわしい絶好の穴馬を発見しました。
第34回GⅢファルコンステークス 予想と見解
◎⑦ゼンノジャスタ
○⑩ラウダシオン
▲⑬ビアンフェ
△⑨アブソルティスモ
△⑥シャインガーネット
穴③エグレムニ
馬単⑦⇔⑩⑬⑨⑥③
3連複⑦-⑩⑬⑨⑥③
ここがポイント!

- ゼンノジャスタ中京千四はベスト
- 福永にスイッチで勝負気配
- 絶好調のキズナ産駒と岩田望
展開予想(ハイペース)
⑬ ⑮ ⑪⑥⑨⑧
⑰⑯⑩⑦⑭
⑱
⑫デンタルバルーン、⑬ビアンフェが外枠から飛ばす展開。最初のコーナーまではかなり速くなりそう。
⑮⑰⑯⑪⑦ ⑩ ⑭
⑱
スピードに勝る⑬ビアンフェがハナを取り切りそうだが、ハイペースは必至。前走逃げて勝った⑩ラウダシオンは差す競馬もできるタイプ。今回は中団待機策か。
③⑥⑩①
⑰⑦⑤
⑱ ⑭
逃げ切り態勢に入る⑬ビアンフェ目がけて、中団待機勢が殺到。⑩ラウダシオン、⑦ゼンノジャスタはどこから伸びてくるか。
⑦
⑩
⑦ゼンノジャスタが馬群の中から力強く差して1着、⑩ラウダシオンが2着に続くと見た。
ゼンノジャスタ、激走のニオイがプンプン
本命はジャスタウェイ産駒のゼンノジャスタ。
GⅢ小倉2歳ステークス4着、GⅢ東京スポーツ杯2歳ステークス7着と、重賞では目立った成績を残してはいません。
オープン特別でも前走クロッカスステークス3着が最高着順。ですが、そのクロッカスステーク、そして2走前のジュニアカップ4着になかなかの見どころがありました。
千八の東スポ杯で大敗した後は前述のとおり、千六ジュニアカップ4着、そして千四クロッカスSで3着と、距離を短縮するごとに着順を上げていますし、新馬、1勝クラスとこれまで挙げてきた2勝はいずれも1400m。この距離がよほど合っているのでしょう。
さらに新馬戦は同じ中京1400m、2勝目は東京1400mと左回りでのもの。今回のファルコンSはゼンノジャスタにとって、まさに条件ベストと言えそうです。
また、ここ2戦は上がり最速ではないにしろ、それなりの時計でまとめられるようになっており、着順も道中のポジションよりもアップしてのゴールです。すなわち、差しの競馬が板についてきた証拠で、ビアンフェが飛ばす速い流れの中でこの競馬が生きてくるはずです。
加えて鞍上は、中京コースで毎年好成績を挙げており、このファルコンステークスも通算3勝を挙げている福永祐一騎手です。
これまで全レースでコンビを組んできた田中健騎手とそのファンの方には申し訳ないですが、これは陣営が勝負をかけてきた証拠ではないでしょうか。

激走のニオイがプンプンしますよ
絶好調キズナ産駒と岩田望、エグレムニが穴
実績上位のラウダシオン、ビアンフェは手堅く押さえます。
あれだけ1番人気が来ないと言っておいてアレですが、やっぱりこうピリッとした馬が不在のこのメンバーを考えれば、この2頭の能力と実績は上。
また、1番人気は飛びまくっていますが、2~4番人気は割と連対しているので、レイデオロの半弟アブソルティスモ、GⅢフェアリーS2番人気6着のシャインガーネットあたりまでは押さえておきましょう。
ゼンノジャスタに並ぶ穴に指名にしたいのが、キズナ産駒のエグレムニです。
GⅠ朝日杯FSこそ大敗してしまいましたが、秋明菊賞(1400m)1着、前走のマーガレットステークス(1200m)3着と、千四以下ならこのメンバーの中でも上位クラスの実績を残しています。マイルが長かったのだとしたら、朝日杯の大敗も納得いくでしょう。
それだけにこの距離ならば引き続き期待大。
また、鞍上は2年目の岩田望来騎手。今開催の中京で11勝を挙げており、リーディングを独走中。全国リーディングでも8位に躍進するなど、ノリにノッてますね。初重賞Vを狙う若武者の手綱にも期待です。

これで決まりだ!
中山牝馬ステークスの予想
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こちらはパッと見、コントラチェックで堅そう。しかし、それでも荒れる要素を見つけてしまったからには、思い切った穴狙いで勝負!
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