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【フィリーズレビュー2020展望】ヤマカツマーメイド、アヌラーダプラほか出走予定馬を徹底分析

フィリーズレビュー2020展望

今週の阪神重賞は、先週に引き続いての桜花賞トライアル、GⅡフィリーズレビューです。

チューリップ賞には実績馬、実力馬がこぞって参戦したこともあってか、こちらには桜花賞の権利取りを狙う1勝馬が大挙登録。それもあってフルゲート18頭に対し、26頭もの3歳牝馬がエントリーしました。

現時点での下馬評も横一線の混戦模様。距離適性からマイルの桜花賞を狙って……というよりは、千四のここで一戦必勝という馬もいるはず。チューリップ賞とは違って、各陣営の思惑にも微妙な差がありそうですから、余計に予想が難しくなりそうなトライアルです。

では、そんな中から中心となりそうな馬たちを分析していきましょう。

有力馬ピックアップ解説

先週のチューリップ賞では、阪神JF組の1着~3着馬がそのまま上位独占しました。2歳女王戦のレースレベルの高さ、また、3歳牝馬の勢力図に大きな動きがないことが証明された一戦だったとも思います。

それを考えると、やはりここも阪神JF5着のヤマカツマーメイドが中心となりそうですね。

ヤマカツマーメイド
血統
(4.0)
素質
(3.5)
前走内容
(3.5)
期待度
(4.0)

その前走はハイレベルのライバルたちを相手に、しぶとく脚を伸ばして掲示板を確保。上り3F35秒9は、同レース2着マルターズディオサと並ぶメンバー4位のタイムでした。

また、阪神JFだけではなく、2走前のGⅢファンタジーステークスでも4着ながら、先着を許した相手はレシステンシア、GⅢクイーンカップでも2着好走したマジックキャッスルら手強い馬たち。

それらとの力比較を考えれば、グッと相手関係が落ちる今回は胸を張って力上位と言えると思います。

すでに2勝を挙げている馬ですが、賞金的には春のクラシック出走が確定しているわけではなく、ここで賞金を加算しておきたいのはこの馬も同じ。半端な仕上げで臨むとは思えません。

今回は休み明けとはいえ、必勝態勢で来るのではないでしょうか。


アヌラーダプラ
血統
(4.0)
素質
(4.0)
前走内容
(3.0)
期待度
(4.0)

一変がありそうなのが、関東から参戦するアヌラーダプラ

叔母にオークス馬シンハライトがいる良血。デビューから強烈な決め手で2連勝を決め、前走のGⅢフェアリーステークスでは単勝2.0倍の断然1番人気に支持された素質馬です。

レースでは中団からそつなく運んだかに見えましたが、直線の伸びひと息で6着敗戦。レース後にルメール騎手が「距離が長いかも」と語っていたこともあり、ここは距離短縮で巻き返す一戦になります。

連勝した2戦の内容を見れば、「これは走るぞ!」と思わせるセンスの持ち主ですし、前走がこの馬の力ではないでしょう。

素質ではヤマカツマーメイドにも引けを取らないと思いますので、ルメール騎手の言葉通り距離短縮が吉と出れば、アッサリがあってもいい馬です。

あとは、初の関西輸送がどう出るか。当日のパドックは特に注意した方がいいかもしれません。


同じ条件で行われたGⅢ阪急杯を見ても分かるように、1400mというレースはとにかく特殊。加えて阪神コースの難しさもあり、距離相性、コース相性はいつも以上に大事にとらえたいですね。

その意味で今回浮上するのが、曾祖母にヒシアマゾンを持つカリオストロです。

カリオストロ
血統
(3.5)
素質
(3.5)
前走内容
(4.5)
期待度
(3.5)

デビューからこれまで2勝を挙げていますが、いずれも阪神1400mでのもの。しかも前走の千両賞は5馬身差の大勝、レコードのおまけつきでした。

スピードだけならここでも上位クラスの1頭でしょう。

問題は展開です。

前走は逃げて快勝している分、今回もできればすんなりと先手を取りたいはず。ですが、フルゲートで他にも前に行きたい馬がいる中で、理想とするペースを踏めるかどうか……。

ただ、こういったタイプは、レシステンシアがそうであるように、自分の型にハメてしまえば恐ろしいまでの強さを発揮します。

とにかく阪神1400mとの相性の良さとスピードで、どこまでレースをかき回してくれるのか非常に楽しみな1頭です。


ここまでは賞金的に出走確実な馬たちを挙げてきました。

以下は抽選待ちの1勝馬ながら、出走してくれば上記の馬たちと同等か、それ以上の期待が持てる素質馬を紹介します。

AT
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それが西の名門・池江厩舎の1頭、“砂漠の花”の意味を持つ ヒメノカリス です。

ヒメノカリス
血統
(5.0)
素質
(4.5)
前走内容
(4.5)
期待度
(4.5)

昨年11月の新馬戦(阪神マイル)こそ3着に敗れましたが、ひと息入れた今年2月の未勝利戦(京都マイル)では3馬身半差のV。

飛び上がるようにゲートを出たのでスタートは後手を踏みましたが、そこからすぐに2番手まで取り付ける二の脚の速さがあり、直線も追うところなく馬なりのままで楽勝しました。

この時期の未勝利戦とはいえ、なかなかできる勝ち方ではないですし、そもそも新馬戦で敗れた相手も後のGⅢきさらぎ賞2着のストーンリッジでした。そこから比較しても、ヒメノカリスの素質はかなりのものと思います。

登録の時点で、1勝馬18頭に対し出走枠は10。すなわち10/18の抽選を突破する必要がありますが、出走がかなえば主力級の1頭になることは間違いありません。

しかも、今回は武豊騎手とのコンビです。

血統ワンポイント
ヒメノカリスは父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ。全兄は皐月賞馬、大阪杯を制したGⅠ2勝馬アルアインという良血馬だ。2つ上の兄ダノンマジェスティも荒ぶる気性が災いしてか、いまだ大成できていないが、素質は早くから重賞級と言われていた1頭。妹も兄たちに負けない活躍を期待したい。
出走回避
11日の追い切り後、ヒメノカリスは熱発のためフィリーズレビューを回避することになりました。残念ですが、次回の復帰戦を改めて期待したいと思います。

現時点での見解

桜花賞の有力馬が早くから直行、またチューリップ賞に固まってしまったせいか、このフィリーズレビューは大混戦メンバーとなりました。

正直、前週のチューリップ賞と比べると、2勝以上挙げている馬にこれといった馬がいないこと、また、1勝馬が大量に登録していることも含めて、レベルが1枚落ちる印象です。

主役不在の中、中心になりそうな馬というと、GⅠ阪神JFで5着に健闘したヤマカツマーメイド

阪神JF上位組がそのままチューリップ賞でも上位を占めたことを考えると、掲示板を確保したヤマカツマーメイドもそれなりの実力を持っていることが分かります。また、GⅢフェアリーSでも4着に来ており、この2戦くらい走れば、今回の相手関係なら勝ち負けに持ち込めそう。

関東のアヌラーダプラは連勝した2戦の内容が良かったですし、GⅢフェアリーSで断然人気に支持されたくらいだから、素質が高いのは間違いないです。

マイルで伸びきれなかったのは、ルメール騎手の言葉通りなら距離が敗因。それだけに距離短縮で臨むここは即巻き返しを期待していいはず。

一方、出走が確定していませんが、これらをまとめて負かす魅力を秘めているのが、池江厩舎のヒメノカリスでしょう。

GⅠ2勝アルアインの全妹という血統の良さもさることながら、前走の未勝利戦が出色の内容。素質だけならここでナンバーワンと言っていいくらいだと思いますし、前半行きたがった前走のレースぶりからして距離短縮もプラスになるはず。

最大の敵は他陣営ではなく、出走するための抽選かもしれないですね。もし出走がかなえば、中心視したいほどの魅力を持った馬です。

ほか、阪神千四でレコード勝ちしたカリオストロ、千二ながら連勝を決めてきたヴァラークラウン、同じ千二でOP特別2勝を挙げたケープコッドのスピードも侮れません。

さらに1勝馬からは、リステッドの紅梅Sでラストの伸びが光ったマテンロウディーバも面白そうな1頭だと思います。

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