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【阪急杯2020展望】ダイアトニック、ステルヴィオほか出走予定馬ピックアップ解説

阪急杯2020出走予定馬ピックアップ解説

阪神開催の開幕を飾る日曜メインはGⅡ阪急杯

昨年の勝ち馬ミスターメロディをはじめ、2014年コパノリチャード、2013年ロードカナロアがこの阪急杯をステップに、GⅠ高松宮記念を勝ちました。

春のスプリント王への重要なステップレース。今年、ここを勝って王座へと名乗りを挙げるのはどの馬か。

登録馬の中から有力候補をピックアップしていきたいと思います。

出走予定馬ピックアップ解説

ダイアトニック
実績
(4.0)
スピード
(4.5)
スタミナ
(3.0)
1400メートル適性
(5.0)
期待度
(4.5)

中心となるのはロードカナロア産駒のダイアトニック

昨秋のGⅡスワンステークスでまずアスコットを下して重賞初制覇。続くGⅠ初挑戦となったマイルチャンピオンシップでは10着と敗れたが、年明け初戦の前走GⅢ京都金杯で2着と巻き返しを果たした。

マイルCSではGⅠの壁、距離の壁を感じさせた敗戦だったが、同じ条件の京都マイル戦で即座に距離を克服して結果を出したあたり、単なる勢いだけじゃなく、重賞でもコンスタントに上位争いができる地力を兼ね備えていることを証明してみせた。

勝てなかったとはいえ、さらなる飛躍を目指す2020シーズンを占う上でも、マイルにめどが立った京都金杯での2着は大きな収穫だったに違いない。

だが、やはりこの馬は現状1400mがベストだろう。この距離ならマイル以上に能力を発揮できるし、ロードカナロアとの父子制覇を十分狙える。

MEMO
マイル戦が7戦(1・2・1・3)に対し、1400mは6戦(5・1・0・0)のパーフェクト連対と無類の強さ。この5勝はすべて京都コースでのものであり、阪神1400mは初めてとなるが、新馬戦は阪神マイルで勝利しているだけに、京都からのコース替わりも特に心配はないだろう。

ステルヴィオ
実績
(5.0)
スピード
(4.5)
スタミナ
(4.0)
喉の不安
(2.0)
期待度
(4.0)

実績で1枚上を行くのは、同じロードカナロア産駒で2018年GⅠマイルチャンピオンシップの覇者ステルヴィオ

重賞ではほかにもGⅡスプリングS1着、GⅠ朝日杯FS2着、GⅡ毎日王冠2着などの実績があり、1600m~1800mなら現役トップの一角を担う実力馬が、距離を短縮して1400m戦に殴りこんできた。

これには理由があり、報道されているところによるとステルヴィオは喉に不安を抱えている模様

https://keiba-4-leglock.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_0631.jpg
AT

いわゆる喉鳴りというやつだ。

一般的に呼吸が上手くできなくなる疾病だけに、短い距離で活路を見出そうという狙いがあっての短距離路線転向だろう。

これは昨秋にもすでに試みられようしていたことで、GⅠスプリンターズS参戦予定だったが、目の外傷によりこれを回避。今回はGⅠ安田記念以来、およそ9か月ぶりの競馬となる。

この中間は入念に乗り込まれているものの、1週前追い切りでは3歳OP馬オーソリティとの併せ馬で遅れたというニュースも出ており、100%万全の仕上がりとはいかないかもしれない。

喘鳴症(ぜんめいしょう)

ノドナリともいわれる。喉頭部を支配する神経が麻痺し、喉頭口が狭くなって、呼吸のたびに「ヒュウ、ヒュウ」、「ゼイゼイ」と音を発する病気である。馬は全力疾走の時、多量の空気を必要とするが、喘鳴症になると充分な呼吸ができず、競走能力に影響をきたす。治療法としては外科手術が行なわれる。

JRA公式サイト「競馬用語辞典」より

フィアーノロマーノ
実績
(4.0)
スピード
(4.0)
スタミナ
(4.0)
阪神競馬場
(5.0)
期待度
(4.0)

フィアーノロマーノはダイアトニックが4着に敗れた昨年のGⅢダービー卿チャレンジトロフィーで重賞初制覇。走破タイムも1分31秒7と速く、スピードならこの馬も負けていない。

ただ、ここまで14戦(6・1・0・7)の戦績が示す通り、ホームランか三振かの両極端。このムラっぽさが課題となるだろう。

それでも強調したいのは阪神コースとの相性の良さ。阪急杯と同じ1400mで行われた前走GⅡ阪神カップの2着をはじめ、これまで3戦して(2・1・0・0)と連を外していない。得意の阪神なら課題のムラっぽさが影をひそめるのではないだろうか。

上記3頭以外では、1400m初挑戦となるクリノガウディーが面白そうな1頭。GⅠ朝日杯2着のほか、GⅢ中京記念2着、前走GⅢ東京新聞杯でも3着に来るなど、1勝馬ながらマイルのGⅢクラスなら上位争いする地力を持った馬だ。それだけに今回、1ハロン短縮しての1400mがどうかだが、これが吉と出れば勝ち負けになっていい。

また、昨年の阪急杯覇者スマートオーディン、距離適性・戦法含めてつかみどころがない馬だがハマれば一発あるマイスタイル、準OP→OPと連勝中の藤沢和厩舎ライラックカラー、2勝クラス→3勝クラスとこちらも連勝中のベストアクターなども馬券争いの圏内にいるだろう。

MEMO
ベストアクターの母の母は重賞を4勝し、1987年&88年の最優秀4歳以上牝馬に輝いた名牝ダイナアクトレス。母となってからもステージチャンプ、プライムステージら重賞ホースを送り出し、ダイナアクトレスを祖とする牝系からはJC馬スクリーンヒーローをはじめ、マイル重賞2勝のアブソリュート、06年最優秀障害馬マルカラスカルなど活躍馬多数。日本を代表する牝系に育っている。ベストアクターは父ディープインパクト、母ベストロケーションもGⅢ京都牝馬S2着、GⅢキーンランドC3着など重賞で好走。重賞でも十分通用する血統背景だ。

現時点での見解

下馬評の人気通り、まずはダイアトニックが中心と見ていいだろう。前走のGⅢ京都金杯2着で距離を克服したことで、競走馬としての幅の広がりと成長を感じさせるレースではあったが、そうは言ってもやはりベストは千四。この条件なら前走以上に能力を発揮できることは間違いない。

5戦5勝の京都1400mと比べて阪神1400mは未経験だが、阪神コースでは新馬戦でハナ差とはいえ、マイルでの勝ち鞍がある。そこまでマイナスと捉える必要はないのではないか。

いや、阪神1400mの適性なら、ひょっとするとフィアーノロマーノの方が上かもしれない。何せ当条件では準OPで勝ち鞍があり、前走のGⅡ阪神Cでも2着。さらに中山マイル戦のGⅢダービー卿CTの勝ち鞍があるように、直線坂を苦にするタイプではない。もしダイアトニックが坂でもたつくようなら、こちらが一気にアタマで突き抜けるだろう。

まず単勝候補はこの2頭だと思うが、マイル路線から転戦してきたクリノガウディー、連勝中の関東2騎・ライラックカラーベストアクターも怖い。

一方、実績ナンバーワンのステルヴィオだが、やはり8カ月ぶりの臨戦過程、初の千四、そして何より喉の不安が完全には解消されていないだけに、やはり中心には推しづらい

https://keiba-4-leglock.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_0631.jpg
AT

もちろん、あっさりと勝って不思議のない馬ではあるけれど……。

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