いよいよ2020年最初の阪神競馬が開幕しました。
大学時代は阪神競馬場から原付で5分程度のところ、レース名にもなっている逆瀬川に住んでいたこともあり、阪神競馬場はホームだと思っています。なので、阪神開催が始まると自然とワクワクするんですよね。

あと、春が来たな、という感じがします。
競馬の番組や開催場所で季節を感じるのは「競馬あるある」ですよね。
それでは阪急杯の予想といきましょう!
目次
第64回GⅢ阪急杯 予想と見解
◎⑬ハッピーアワー
○③ダイアトニック
▲⑥フィアーノロマーノ
△⑤クリノガウディー
△①ジョイフル
穴⑭ベストアクター
馬単⑬⇔③⑥⑤①⑭
3連複⑬-③⑥⑤①⑭
ここがポイント!

- 1400mスペシャリストを探せ!
- 今週も若手騎手の活躍がある?
- 穴は名門牝系出身の良血馬
展開予想(平均ペース)
⑥⑦⑨⑪⑫⑩⑬
⑧⑭⑯⑱
⑰
逃げ馬不在。内枠の④マイスタイルが押し出されるようにハナか。
⑧⑦⑰⑯⑭ ⑬⑱⑨
先行勢を見るように⑥フィアーノロマーノが好位、③ダイアトニックは中団インからの追走。
⑥⑤⑰⑫①
⑧⑦⑯⑨
⑬⑭⑱
⑥フィアーノロマーノが正攻法で先頭をうかがうところへ、馬群の中から③ダイアトニック、⑤クリノガウディー、脚をタメていた⑭ハッピーアワーが外から襲いかかる。
⑥
⑬
外から⑬ハッピーアワーが一気の脚で差し切ると見た。
⑬ハッピーアワー、得意の千四なら走る!
本命には⑬ハッピーアワーを抜擢する。
ここ5走は7、10、7、6、8着と掲示板すら確保している馬。どこに買い目があるのかといった感じだが、この着順には理由がある。
それは、ゲートで出遅れる、ということだ。

前走もきっちりと出遅れた。
致命的な弱点なことには変わりない。しかし、それでも前走のシルクロードSは0秒5差8着だし、GⅠスプリンターズSでも0秒5差7着。そう大きく負けていないところまで来ている。力はあるのだ。
近走と今回の一番大きな違いといえば、それは距離。ここ4走は1200m戦だったが、出遅れる同馬にとってスプリント戦は忙しすぎた。といって、マイルではやや長い印象があるので、この1400mはベストの距離だろう。
1400m戦は4戦して(2・2・0・0)のパーフェクト連対。勝ち鞍の中にはGⅢファルコンステークスも含まれており、この距離には絶大の信頼を置けるのだ。
坂路調教では相変わらず動いているから、出来は好調キープと見ていいだろう。あとは、とにかくゲートだけ。

今度こそ普通に出てください。お願いします!
③ダイアトニックはやはり1400mがベスト
対抗には③ダイアトニックを手堅く抑えたい。
ダイアトニックは前走のGⅢ京都金杯で距離を克服する2着に突っ込み、ローテーションの幅が広がる可能性を見せた1戦だった。
だが、今後のマイル路線でもメドが立ったとはいえ、やはりこの馬のベストは千四。この距離なら前走以上に能力を発揮できるし、となれば昨秋のGⅡスワンSでモズアスコットを差し切った脚を期待していい。
懸念といえば、デビュー戦以来およそ3年ぶりの阪神コース。そのレースは勝っているのだが、何せ新馬戦でのことでハナ差の辛勝。通算6勝のうち5勝が直線平坦の京都コースだけに、直線坂を苦として伸びあぐねる可能性もある。
⑥フィアーノロマーノはこの時期、この条件がベスト
ダイアトニックが阪神で苦戦するとしたら、変わって台頭するのが⑥フィアーノロマーノ。
こちらは阪急杯と同じ条件・阪神1400mで行われた昨年暮れのファイナルSを快勝し、同じく前走の阪神GⅡ阪神カップでも2着を確保。陣営はこの条件がベストと明言している。
また、中山1600mのGⅢダービー卿チャレンジトロフィーではダイアトニックを破って重賞制覇。ここでは地力が1枚上だし、直線の坂を苦にするタイプでもない。
その一方で大きい着順も目立つように、ややムラっぽいタイプであることが心配。ただ、好成績が秋から冬に集中していることを考えれば、今はちょうど走り頃なのだろう。実力をしっかり発揮してくれるはずだ。
今週も若手騎手の躍進に期待
今年はGⅢシンザン記念2着の原田騎手に始まり、GⅢダイヤモンドステークス1着の木幡巧騎手、GⅢ小倉大賞典1着の鮫島克騎手、そして、大きなトピックにもなったGⅠフェブラリーS2着の長岡騎手など、重賞での若手騎手の活躍が目立っている。
この流れに乗って、この阪急杯でも若手の躍進は十分にありそうだ。
まず注目したいのは、22歳・森裕太朗騎手の⑤クリノガウディー。
GⅠ朝日杯FS2着の実績があり、GⅢ中京記念2着、前走のGⅢ東京新聞杯でも3着と、マイルの重賞戦線で活躍している1頭。このメンバーに入っても地力は上位だろう。
今回が初めての千四となるが、陣営は「折り合い面からも距離短縮が合っている」と自信アリの様子。その通り、この距離がハマれば、これまでの善戦マンから脱却する走りが見られそうだ。
そして、森裕太朗騎手はクリノガウディーにデビュー前から調教をつけている“パートナー”でもあり、誰よりもこの馬を熟知している。それはこのコンビで中京記念2着に来たレースからも分かるというものだ。
もう一人、同じく22歳の川又騎手が騎乗する①ジョイフルも面白い1頭。
昨年7月からコンビを組み、6戦して(2・1・1・2)。川又騎手とともにオープンまで駆け上がり、初の重賞挑戦となった前走のGⅢシルクロードSでは7着ながらも、後方から鋭く追い込み、1着から0秒3差の接戦だった。
この瞬発力は重賞でも通用する威力だし、あとは展開一つ。前が止まれば出番だ。
充実⑭ベストアクター、血統も重賞級
穴は⑭ベストアクター。
もともと素質のあった馬だが、昨年から今年にかけての充実ぶりが目覚ましい。特にここ2走は好位、後方からと自在戦法で連勝中。この勢いを買いたい。
もちろん、能力的にも通用すると見ている。下級条件クラスとはいえ、ここまでやりたい放題で勝つのだから、下のクラスでは力が抜けていたということ。重賞初挑戦になるが、通算5勝すべてを挙げているベストの1400mなら遜色はないはずだ。
また、明け6歳になるベテランだが、まだ11戦しか走っていないだけに馬は若い。それだけに、今からピークを迎えるのではないか。
さらに強調したいのが血統だ。母の母は1987年&88年の最優秀4歳以上牝馬に輝いた名牝ダイナアクトレス。この一族からはJC馬スクリーンヒーローをはじめ活躍馬を多数出している名門牝系。母ベストロケーションもGⅢ京都牝馬S2着、GⅢキーンランドC3着など重賞で好走しており、この母系に父ディープインパクトなら、重賞級の配合と言えるだろう。
なお、GⅠマイルCS馬のステルヴィオだが、力は認めつつも、やはりこの長期休み明けと喉が不安があるため、今回は見送りとしたい。

これで決まりだ!
中山記念の予想

中山メインのGⅡ中山記念の予想は上記をご参考にどうぞ。
甲乙つけがたい4強で、馬券でプラスを出そうと思ったら、実はかなり難しい一戦。馬単、3連単のアタマ軸で勝負です!