JRAやTCKが今週も無観客ながら、開催をすることが発表されました。
参考 JRA、無観客で開催続行を発表 オープン、障害を除き東西の馬の移動を制限スポニチアネックス昨日の夜からヤキモキしていましたが、ホッとひと安心です。
開催への努力をしてくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございます。
ただ、戦後初の緊急事態宣言が発令された直後ですから、一部では批判的な声もあるでしょう。競馬なんてただのギャンブル、そう思う人も当然いるでしょうから。
数少ないエンタメ、娯楽として
でも、野球、サッカー、バスケ、ラグビーなどあらゆるスポーツをはじめ、芸能、文化方面もひっくるめた『エンターテインメント』が軒並み中止、延期される中、競馬の開催が続行されることは、本当に意義深いことだと思います。
国庫や地方財政に貢献するという役割があってのことだとも思いますが、上記に挙げたようなエンタメが世の中から一時的に姿を消している中、数少ない娯楽として、世間に少しばかりでも楽しみや気晴らしを提供してくれる。
それだけでも、国や地方の財源と同じくらい大きな役割を競馬が果たしてくれる、と僕は思っています。
個人的な立場に立っても、ももクロちゃんのライブもイベントも全く開催されなくなった今、競馬までなくなってしまったら、僕は週末をどう過ごしたらいいのだ?
競馬の魅力を知ってもらえるチャンスでもある
一方で、今まで競馬を見たことがなかった、興味がなかった人たちに、競馬の面白さを知ってもらえるチャンスでもある、と僕は思っています。
先ほども述べたように、各エンタメが軒並み中止に追い込まれる中、それらのファンの人たちが行き先を求めて競馬にたどり着いてくれたら、これほどありがたいことはありません。
特にスポーツファンの方たちは週末や平日の夜、どのチャンネル、ネットを観てもスポーツ中継はやっていないから、暇でヒマでしょうがないでしょう。そんなときにふと、競馬中継を観てもらえるかもしれない。
そうした機会が今後も増えていくと思いますし、それをきっかけに
「競馬ってなかなか面白いな」
と思ってくれる人が一人でも多くいれば、競馬ファンの僕たちにとってもこれほど嬉しいことはありません。
こんな状況下でも、サラブレッドと競馬に携わる人たちは変わらず全力プレーを見せてくれます。
特に、馬はアニマルセラピーとしても大きな効果を持つとも読んだことがあります。なので、お馬さんが一生懸命走っている姿、それを見るだけでも元気、勇気がわいてきますよね!
「桜花賞、面白かったね!」と話題になれば
そして、開催続行で大きな注目が競馬に集まる中、日曜にJRAで行われるレースが3歳牝馬クラシックレースの第1弾・桜花賞です。


桜が満開の中で行われるこの桜花賞は、僕が思うJRAで一番華やかなレース。
3歳牝馬の頂点を決める大一番には、文字通り百花繚乱の才媛たちが勢ぞろいし、ここ最近の中でもかなりレベルが高く、面白いメンバーがそろった桜花賞になったと思います。
競馬ファンはもちろん、それ以外の方たちの間でも桜花賞の話題が盛り上がり、白熱したレースが展開され、
「桜花賞、面白かったね!」
という声がネット、SNS上にあふれてくれたらなぁ(本当は直接の会話の中でも盛り上がってほしいですけど、今は時期が時期だけに)。
そして、新型コロナウイルスの感染拡大が収まり、いつも通りの世の中に戻った時、競馬場にこれまで以上に人がたくさん集まってくれたらなぁ――そんなふうに思っています。
競馬ファンになって結構な年が経ちましたが、今週末は今までにない気持ちで迎えることになるんだろうと思います。
競馬が「普通に」ある週末が、変わらず来ることに感謝。

いやあ、土日が楽しみだなぁ。
なお、レシステンシア、マルターズディオサ、サンクテュエール、デアリングタクトなど、今年の桜花賞の有力馬解説&分析記事を公開しています。


週末までの情報の1つにお役に立てていただければ幸い。お時間ありましたら、上記の記事も合わせてご覧ください。