今週からスーパー戦隊シリーズは『魔進戦隊キライメイジャー』がスタート。
先ほど録画していた第1話を視聴しました。いやあ、しょっぱなからキラキラ飛ばしまくりで面白かったです。
自分にはキラキラしたもの(キラメンタル)なんかない、とレッドになることを拒否するちょっと気弱な主人公に対し、「お前はまだ本気出してないだけ。自分を信じろ!」とハッパをかける相棒のしゃべる宝石。
ちょっと何が書いてあるのか意味が分からないかもしれませんが、励まされ、勇気を出して一歩を踏み出した主人公の姿に、おじさんの胸は熱くなりました。

元気出ましたよ、えぇ。
レッドは絵が得意で、イメージを形にできるキラメンタルの持ち主らしく、その際の決め台詞が「ひらめキーング!」
僕もマークシートに書いた数字その通りで決まるキラメンタルを鍛えて、レッドみたいに「ひらめキーング!」って言いながら当たり馬券を量産したいです。
それでは、今週の3重賞を振り返ってみたいと思います。
第57回GⅡ弥生賞ディープインパクト記念 回顧・総評
強かったサトノフラッグ、2強に待ったをかけるか
『ディープインパクト記念』に改称となって第1回目の弥生賞は、メンバー中で唯一のディープインパクト産駒、サトノフラッグが快勝。しかも、ディープインパクトの主戦・武豊騎手が騎乗してのV。そのうえ、武豊騎手はこれがデビューから34年連続のJRA重賞制覇と、まさに何から何までメモリアルな勝利となりました。
競馬の内容としても完璧。
注目された最内からの運びですが、スタートも上手に決まり、武豊騎手は雨で荒れた内ラチ沿いを嫌ってジワジワと外へ。行きたい馬を行かせながら、自身は包まれないようなポジションに落ち着かせたあたりは、さすがに上手だなぁと見ておりました。
僕が思っていたよりもポジションは少し後ろ(ワーケアよりも前だと予想していた)でしたが、圧巻は3コーナー。
「自分から動いてくれて、中山でのディープを思い出しました」
テレビのインタビューでそう答えていた武豊騎手ですが、みなさんも同じことを思ったはず。小柄なディープインパクトはいかにも“切れる!”という感じの姿でしたが、こちらは490kg台の大きな体が示すように迫力満点。手応えも1頭だけ全然違っているように見えました。
その通り、直線に入っても独壇場。
後から追い出したワーケアに目標とされる形となり、一瞬は迫られそうにもなりながら、ゴール手前でむしろサトノフラッグがもうひと伸びし、差を広げながらのゴール。
それでいて、ゴール前をがむしゃらに追ったというわけではなく、ユタカ騎手がちらっとターフビジョンを確認するくらい余裕たっぷり。
また、道中を振り返っても、馬場のいいところを通るためもあったでしょうが、終始外めを通る安全運転でした。
要は、長々と書いてきたことをまとめると、

むちゃくちゃ強かった!
もう一つ、馬場が重になったこともあり、道悪での良績があるワーケアの方が最終的に1番人気になりましたが、サトノフラッグはこの馬場も物ともしなかったですね。ユタカさんが言うように、良馬場だったらどこまで切れるのでしょうか。
そして、GⅠホープフルステークスの3着、5着馬をまったく相手にしなかったことで、皐月賞への有力候補へと一気に名乗りを挙げました。
皐月賞は東西2歳GⅠの勝ち馬、サリオスとコントレイルの一騎打ちが濃厚と思っていましたが、割って入れそうな逸材の登場です。しかも、3頭ともに初対戦ですから、これは今からワクワクが止まりません。
武豊は皐月賞でどっちに乗るのか問題
ただ、ここで1つ問題なのは、武豊騎手は皐月賞でサトノフラッグとマイラプソディのどちらに乗るのか?
これまでの関係性からマイラプソディに先約がありそうですし、そうであるならユタカさんのことですから、迷わずマイラプソディに乗りそう。
とはいえ、今のご時世、乗り役に関して何が起こっても驚けないのが競馬の世界です。3強の様相を呈してきた皐月賞戦線、どの馬が一番強いんだ?の前に、サトノフラッグに誰が乗るんだ?で、競馬界隈は大きな話題となりそうです。
と言いつつ、来週あたりにはあっさりと決まってそうな予感も……。ノーザンファーム同士で調整すればいいので、ルメール騎手がサトノフラッグ騎乗なんてことも現実的にありそうですしね。
第27回GⅡチューリップ賞 回顧・総評
ラップ比較から阪神JFとは別物の競馬
チューリップ賞は2歳GⅠの上位組が強さを見せたわけですが、その順番が逆転。無敗の2歳女王レシステンシアがまさかの敗戦となりました。
レース前の予想記事でも、レシステンシアは今回危ういのでは?と書いたのですが、僕が想定していた流れとはまったく違っていて、スマイルカナが控えたことで、今回もレシステンシアがハナ。
ああ、これは阪神JFみたいにこのまま行っちゃうかな
と思っていたのですが、北村友騎手は速いラップを踏ませず、前半4Fが47秒1。これは決して速いペースではありません。
阪神JFとチューリップ賞の前半800mのラップを比較してみましょう。
前回:12.2-10.5-11.0-11.8(45秒5)
今回:12.2-11.2-11.7-12.0(47秒1)
その差は1秒6。
もちろん、馬場のコンディション差やメンバーも違いますから、一概には言えることではないのですが、レシステンシアとしては全く別物の競馬をしたと言ってもいいでしょう。
桜花賞のレシステンシアはスピード先行、それとも?
その結果3着だったことから言えるのは、やはりレシステンシアはスピードを存分に生かし切った逃げの方が強い、ということになるでしょうか。
レシステンシアもこのチューリップ賞では上がり3F34秒2と、自身最速の時計をマークしています。それでも勝てなかったのは、当然それ以上に上がりの速い馬がいたから。つまり、瞬発力勝負では分が悪い。
外から見ている分には以上のようなことが分析、予測できるのですが、鞍上の北村友騎手、そして松下調教師をはじめ陣営は、この敗戦をどのように受け止めて、分析しているのでしょうか。
桜花賞は阪神JFのようなスタイルで行くのか、それともまた別の手を打ってくるのか――アンカツさんもツイッターで発言しているように、北村友騎手の腕の見せどころですね。
そして、強い逃げ馬が1頭いるだけで、展開予想も楽しくなりますし、競馬は格段に面白くなりますね。
第15回GⅢオーシャンステークス 回顧・総評
本番も当確を思わせるダノンスマッシュの完勝
最後に、GⅢオーシャンステークスを簡単に。
こちらはもう、ダノンスマッシュの競馬がパーフェクトでした。何も言うことはないでしょう。
1枠に人気2頭が並んで、しかも外から逃げたい馬たちが殺到してくるからゴチャついて隙が生まれるのでは?なんて、予想記事で書きましたが、まったくそのようなことはなかったですね……。
チューリップ賞同様に、このオーシャンSも思っていたよりも先行争いが落ち着いてしまった印象。ナックビーナスが控えたことで、隊列もすんなり決まってしまいました。
一方のダノンスマッシュは前走の香港に続いて、またゲートひと息でしたが、そこはすぐにポジションを取りに行ってリカバリーに成功。3~4角でも包まれることなく直線に出せましたし、川田騎手が物凄く上手だったと思います。
同い年のライバル、タワーオブロンドンが2kg重い斤量58kgだったうえに叩き良化タイプであることを考慮しても、つけた着差は4馬身半。内容、数字ともに高松宮記念も当確ランプがともったかのようなダノンスマッシュの競馬でした。
高松宮記念で逆転はあるのか?
ただ、タワーオブロンドンの場合はルメール騎手が週中からコメントしていたように、いかにもここは叩き台で本領は次、という雰囲気アリアリだった一方、ダノンスマッシュは坂路49秒台を2週続けて出すなど、仕上がり具合に大きな差があったのも事実。
上がり目は当然タワーオブロンドンの方が大きいでしょう。比べてダノンスマッシュにはさらなる上積みがあるのか、どうか。
また、昨年のGⅠヴィクトリアマイルを1分30秒5というとんでもない時計で制したノームコアが参戦を表明したように、“第3の馬”も気になるところです。
今週のひとり大反省会
1着◎サトノフラッグ
2着○ワーケア
3着▲オーソリティ
4着△ブラックホール
5着 オーロアドーネ
1着△マルターズディオサ
2着○クラヴァシュドール
3着▲レシステンシア
4着 イズショーノキセキ
5着 スマートリアン
1着○ダノンスマッシュ
2着△ナックビーナス
3着▲タワーオブロンドン
4着 グランドボヌール
5着穴キングハート
弥生賞、チューリップ賞、オーシャンステークスの予想記事は以下を参照に。



今週はどうにか1レース的中となりました。
といっても、弥生賞はほぼ人気通りでしたから、まあ、胸を張るようなことでもないですよね……。
と言いつつ、2週続けて大外れだった分、堅いとはいえ弥生賞が印通りに来たのはホッとしましたよ。
それよりも問題は土曜の2レース。
本命が掲示板にすら載らない体たらくぶりにガックリ。ただ、○▲△はそろって複勝圏内に来ているので、再びの大当たりに徐々に近づいているとポジティブにとらえ、キラメンタルを鍛えながら来週を迎えたいと思います。

ひらめキーング!