土曜日。
グリーンチャンネルで中山のレースを見ていて、

やけに大きい雨粒だなぁ
なんて思っていたら雪でビックリ!
慌てて窓の外を見てみると、確かに雪が降っていた。まあ、僕の住んでいるところはパラ、パラといった感じでしたが、中山はどんどん降りが激しくなって、吹雪かと思うような勢い。
ラジオNIKKEIのアナウンサーが思わず「邪魔な雪です」って言っていたくらいでしたからね。まあ、確かに邪魔でした。
で、勉強になったのが、競馬における雪の影響は馬場、視界の悪化だけではないということ。
というのも、中山牝馬Sで大敗したコントラチェックの敗因がなんと、
「雪を食べようとして落ち着きがなかった」(ルメール騎手)
こういうことってあるんですねぇ。
なんか可愛いから、コントラチェックの馬券を買っていた人も「それなら仕方ない」ってなっちゃいそうですね。
今後、雪の中で競馬をすることはほとんどないと思いますが、もし同じような気象条件になった場合“どの馬が雪を食べそうになるか”も予想の重要なファクターにしたいと思います。
一転、好天となった日曜は、中京でサートゥルナーリアが今年の始動戦を迎え、期待通りの快勝を挙げました。その金鯱賞を振り返ってみたいと思います。
目次
第56回GⅡ金鯱賞 回顧・総評
サートゥルナーリア完璧、次元が違う強さ
レースは好スタートから好位4、5番手。リズムよく道中を進み、直線も包まれることなく馬場の三、四分どころ。手応えも抜群で鞍上ルメール騎手に促されると、グイッ、グイッと伸びて、逃げるダイワキャグニーをあっさりとパス。そのままノーステッキで2馬身差の完勝でした。
相手関係を考えれば勝って当然ではあるのですけど、次元が違う強さでしたね。
そして、内容としては何も言うことがないくらい完璧。左回りだからといって、特にぎこちないところやおかしいところも見られませんでした。無理のない競馬でノビノビと走っていたと思います。
それでいて上がり3Fはメンバー最速の33秒2!
斤量58kg、あの余裕たっぷりの走りでこれだけの上がり時計が出ているとは思わなかったので、こういうところがサートゥルナーリアの恐ろしいところなのでしょう。

本当に何も言うことがないです。
レース前の落ち着きも十分、収穫多かった一戦
この後は大阪杯か香港クイーンエリザベス2世カップかということになりそうですが、陣営としては100点満点の前哨戦だったのではないでしょうか。
競馬自体も楽でしたからダメージはないと思いますし、パドック、ゲートと落ち着いていました。レースでもスローペースの中でもバッチリ折り合っていましたから、これが1つ年を重ねたことでの気性面の成長だとしたら、これは大きな収穫です。
一方で、この落ち着きは無観客競馬だったから……という見方もあるでしょうし、依然としてサートゥルナーリアの敵は己。競馬当日にどこでどう“スイッチ”が入ってしまうかもという不安があるのは確か。
それでも、これならもう大丈夫、この日見せてくれた強さをいつでも発揮してくれる、と思わずにいられない金鯱賞のパーフェクトな競馬でした。
アーモンドアイと中距離でガチンコ勝負して勝てる可能性があるのはやっぱりこの馬だな、そう強く感じた中京2000mでした。
アーモンドアイとの再戦がどこかで実現してほしいですね。
第54回GⅡフィリーズレビュー 回顧・総評
エーポスは距離短縮、後方待機が吉と出た
阪神では桜花賞トライアルのGⅡフィリーズレビュー
3連単11万9,820円。荒れる、荒れるとは思っていましたけど、やっぱり荒れました。

だからと言って、馬券が取れるかどうかはまた別のお話……
勝ったのは岩田康誠騎手騎乗のエーポス。速い流れを読んで、これまでの競馬とは違う後方待機策。そこから直線でいったんは狭くなりそうなところを、ズバッと割っての差し切り勝ち。
1番人気ヤマカツマーメイドをゴール前で交わした最後の伸びはなかなか見どころがありましたし、岩田騎手の好騎乗だったと思います。
伸びきれなかったここ2戦から一転しての、この末脚は、やはりタメていく競馬があっていたのでしょうし、マイルから距離を短縮したのも良かったのだと思います。
ただ、それだけにまたマイル戦に戻っての桜花賞となると……
チューリップ賞組と比べると1枚落ちか
確かに、不利なく能力を出し切ったGⅠ阪神JF5着のヤマカツマーメイドを差し切ったのですから、エーポスの実力も確かなものだと思います。
それでも今回の相手関係を考えるとやっぱり、中山のアネモネS組含めて、チューリップ賞組から1枚落ちると言わざるを得ないでしょう。
それよりも、エルフィンS4着だったエーポスが勝ったことで、これを1秒2ちぎったデアリングタクトの評価がさらに高まった――と言えるフィリーズレビューだったのかもしれません。
桜花賞でエーポスの出番があるとしたら、今回のように馬場が悪くなって上がりのかかる展開になったとき、かなと思います。
今週のひとり大反省会
1着◎サートゥルナーリア
2着 サトノソルタス
3着△ダイワキャグニー
4着 ギベオン
5着△ラストドラフト

1着 エーポス
2着△ヤマカツマーメイド
3着 ナイントゥファイブ
4着▲カリオストロ
5着 フェアレストアイル
……
13着◎エヴァジョーネ

1着 フェアリーポルカ
2着 リュヌジュール
3着▲エスポワール
4着△デンコウアンジュ
5着◎レイホーロマンス

1着△シャインガーネット
2着○ラウダシオン
3着 ヴェスターヴァルト
4着 トルプルエース
5着 レッドライデン
……
8着◎ゼンノジャスタ

………。
自分のことながら、今週はいつもよりさらに輪をかけてヒドイですねぇ。
せめて金鯱賞は、せっかくサートゥルナーリアが勝ったにも関わらずヒモ荒れしたのだから、これは取らなければいけないレースでした。
まあ堅いでしょ、と思考停止してしまったのがいけなかった。
そして、好配を狙ったレースはことごとく本命馬が空振り。4重賞ともに堅く収まったレースは1つもなかったのだから、たとえ馬券は取れなかったとしても、最低でも3着に来るくらいの穴馬を発掘しなければいけなかったですね。
一番マシな結果だったのがレイホーロマンスの5着では……最後は突っ込んできていたから狙いとしては悪くなかったと思うんですけどね(という往生際の悪い自己弁護)
それにしてもエーポスが5番人気とは、みなさん予想が上手でホントうらやましい!