今週末の平地重賞はいずれも東京競馬場。
16日(土)はGⅡ京王杯スプリングカップが行われます。
安田記念へ向けたステップレースという位置づけのこのレース。今年人気を集めそうなのはスプリンタータイプの馬たちのような感じですが、マイルの本番でも楽しみになるようなパフォーマンスを発揮する馬が出てくるか、楽しみですね。
一方、過去10年のレース傾向を見ると、1番人気はわずか2勝で、2着・3着ともにゼロという不振ぶり。
3連単10万円超えの配当は4回で、2012年は179万円馬券が飛び出した。
と言って、2ケタ人気馬が勝ったケースは2回のみ。残りの6回は5番人気以内が勝っているから、基本的には2~5番人気の「人気サイド」を軸にするのが良さそうですね。
では、予想といってみましょう!
目次
第65回GⅡ京王杯スプリングカップ 予想と見解
◎②グルーヴィット
○⑩タワーオブロンドン
▲⑬ダノンスマッシュ
△⑤レッドアンシェル
△⑥ライラックカラー
穴①ラヴィングアンサー
馬単②⇔⑩⑬⑤⑥①
3連単②→⑩⑬⑤⑥①
- 左回り千四好条件グルーヴィット
- ダノンスマッシュは鞍上レーンが怖い
- 東京千四が合う2頭を穴で
展開予想(スローペース)
⑧⑦⑩④⑥
⑬⑫⑪
確たる逃げ馬不在。⑨セイウンコウセイが押し出されるようにハナを切るか。
⑧⑬⑫⑩⑪⑥
ペースはややスロー。人気の⑩タワーオブロンドンはちょうど中団、⑬ダノンスマッシュは好位をキープ。
⑧⑦①③
⑬⑩⑥
⑫⑪
⑬ダノンスマッシュが堂々の抜け出しを狙うところ、⑩タワーオブロンドンが外から、②グルーヴィットが馬群を割って伸びてくる。
②
⑩
最後は②グルーヴィットが鋭く突き抜けて重賞2勝目をゲットすると見た。
グルーヴィット東京千四なら高松宮記念以上に
本命はズバリ、グルーヴィットです。
GⅢ中京記念1着、GⅢファルコンステークス2着があるように、左回り1400~1600mがベストの馬。
初の千二だった前走GⅠ高松宮記念でも、上がり最速をマークしたグランアレグリア、シヴァージから0秒1遅いだけの33秒2の豪脚で6着に突っ込んできました。走破タイムも勝ったモズスーパーフレアから0秒3差と健闘しており、距離が延びる左回りのこの条件なら、再び重賞を勝てる馬です。
え? 今挙げた好走レースは全て中京なので、中京限定の馬なのでは?

ええ、そのツッコミ、分かりますよ。
確かに東京コースでの勝ち鞍は3歳500万下のダート千四で、芝は未勝利。NHKマイルカップは10着でした。ただ、NHKマイルCは直線で前が詰まったためにまともに競馬をしていません。
それでも脚を余しながらアドマイヤマーズから0秒5差なので、むしろこの結果にこそ能力の高さを感じてほしい。
大丈夫、東京でも走ります。
タワーオブロンドンより2kg軽い斤量を生かして
最大のライバルとなるのは、もちろんタワーオブロンドン。もともと大型馬の叩き良化型だけに、叩き3走目の今回こそ本領発揮の舞台だと思います。
しかし、今回はタワーオブロンドン58kgに対して、グルーヴィットは56kg。この2kg差がデカい。
そして、グルーヴィットの鞍上には先週のNHKマイルCをラウダシオンで制し、今年GⅠ2勝と波に乗るミルコ・デムーロ騎手です。
ミルコ騎手とは東京千四ダートの2戦目でコンビを組み快勝。芝、ダートの違いこそあれ、いいイメージしかないと思いますので、名手の手綱にも期待が持てそうです。
ラヴィングアンサーは出走馬中2位の持ち時計
▲ダノンスマッシュは左回り、1400mともに実績がないので、普通だったら速攻で切っていますが、今回はレーン騎手を配してきました。レーンなら何とかしてしまうのでは……という期待込みで。
以下、千四は甘いがスピードと安定感のあるレッドアンシェルは押さえるとして、穴で面白いと思うのがライラックカラーとラヴィングアンサー。
ライラックカラーは東京千四で[1・0・1・2]。着外2回も4着、5着と掲示板を外しておらず、ここは得意条件。さらに鞍上・武豊騎手で巻き返し。
また、ラヴィングアンサーも東京千四[1・0・1・1]。1年前の晩春ステークスを快勝した勝ちタイム1分19秒5は、タワーオブロンドンの1分19秒4に次ぐ出走メンバー2位の持ち時計。また、前走1着で再び上昇ムードで迎えての得意条件とあれば、展開次第で一発ありそうですね。

これで決まりだ!
ヴィクトリアマイル予想と展望


また、日曜のGⅠヴィクトリアマイルの予想と展望も掲載しております。
無理やりアーモンドアイの不安要素を洗い出してみたわけですが、お時間ありましたら、こちらも合わせて参考にしてみてください。
よろしくお願いします!