クイーンカップは我が本命ミヤマザクラが予想通り、好位からの早め先頭押し切りで完勝。春二冠ヒロイン候補の1頭へ大きく名乗りを挙げました。
対抗のマジックキャッスルが2着に突っ込み、馬単1,170円を◎○で本線的中!

3着セイウンヴィーナスまではさすがに読めず、3連単ゲットとはなりませんでしたが、この調子で東京土日重賞ダブル的中といきたいところです。
では、GⅢ共同通信杯の予想といってみましょう!
第54回GⅢ共同通信杯 予想と見解
◎⑧マイラプソディ
○⑥ダーリントンホール
▲⑦フィリオアレグロ
△②ビターエンダー
△③ココロノトウダイ
穴①エン
馬単⑧⇔⑥⑦②③①
3連単⑧→⑥⑦②③①
展開予想(スローペース)
⑥④
逃げ馬不在。ここ2走は番手から競馬している⑨シコウが思い切って行くか。①エンが初めての芝に戸惑わなければ、こちらがハナも十分ある。
⑥④
ペースはスロー。ポジションの出入りはあまりなく、逃げ馬を見る形の好位で⑦フィリオアレグロ、⑥ダーリントンホールが追走。⑧マイラプソディは中団で脚をタメていく。
⑦③
⑥④
⑧
4コーナーから一気に馬群が縮まり、最後の直線525mの差し脚比べ。
⑥
⑧
⑧マイラプソディが一気に差し切り4連勝、⑥ダーリントンホールがしぶとく2着を確保すると予想。
ここがポイント!

- マイラプソディここでも能力一枚上
- 雨の道悪馬場になった場合、浮上するのは?
- 地方馬エンで高配当を取るならココしかない
マイラプソディ、ここを勝たないと盛り上がらない!
本命はやはり武豊騎手のマイラプソディ。
デビューからここまでの3連勝を見れば、モノが違うという競馬を見せていますし、武豊騎手の評価も高い。能力はクラシック級と見ていいと思います。
戦ってきた相手が軽い、という意見も見ますが、前走のGⅢ京都2歳ステークスで2着に負かしたミヤマザクラは、土曜のGⅢクイーンカップを勝利し牝馬クラシック二冠の主役へとステップアップしました。
これでもう「戦ってきた相手が軽い」とは言えなくなったと思います。
しかも、マイラプソディは単にミヤマザクラに勝ったのではなく、決してスムーズではない立ち回りながら最後は楽々と差し切っているのです。

これはもう能力を信頼するしかないでしょう。
ただ、課題はあります。
京都2歳Sは3コーナー過ぎからの反応が今一つで、一瞬ヒヤッとする場面があった。エンジンがかかった後は物凄い末脚を繰り出したわけですが、この反応の悪さがまた顔を出すようならば、いかに広い東京コースといえども取りこぼす可能性もある。
また、東京への長距離輸送が初めてというのも1つの不安要素ではあるでしょうし、雨で馬場が悪化した際の走りも気になるところです。
ですが、これらの課題をきっちりクリアしてこそ、クラシックのゴールがよりリアルになるというもの。
そして何より、マイラプソディがここで負けてしまっては春二冠が盛り上がりません。

ここは1つ、ド派手な勝ちっぷりで皐月賞、ダービーへと大きくアピールしてほしい!とう期待を込めての配当無視の本命です。
道悪なら欧州血統のダーリントンホール浮上
ヒモ1番手はダーリントンホール。
新馬勝ち後、GⅢ札幌2歳ステークス、葉牡丹賞で連続3着。安定感のある走りを見せています。
しかも、札幌2歳Sは勝負どころでインに詰まっていましたし、前走は休み明けで出来はもう一つだった模様。この2戦連続3着は能力をすべて発揮できたという感じのものではなかったことが分かります。
その点、今回は意欲的に調教が積まれており、初コンビを組むルメール騎手も満足のいく仕上がり具合となりました。出来はデビュー以来最高と見ていいのではないでしょうか。
そして、父が英国ダービー馬・ニューアプローチという欧州血統だけに、日曜の雨予報は持って来いでしょう。

実はこの道悪を想定しての対抗でもあったりするのです。
GⅠ馬の弟フィリオアレグロ、能力は通用する
大物感で言えば、フィリオアレグロを無視できません。
父ディープインパクト、兄にGⅠ宝塚記念、GⅠ香港ヴァーズを勝ったサトノクラウンがいる良血です。
初戦は好位2番手からきっちり抜け出しての完勝。教科書通りの競馬で、2着馬とは半馬身差ですから、パッと見はインパクトのあるものではなかったかもしれません。
しかしこのレースは、2着だったレッドルレーヴが次の未勝利戦ですぐさま勝ち、4着、6着、8着、9着馬もすでに勝ち上がっているというレベルの高さ。とりわけ、6着だったサトノフラッグは未勝利→1勝クラスといずれも楽勝し、GⅡ弥生賞の本命候補とまでなっているのです。
そんな相手を難なく下したフィリオアレグロの能力は相当なもの。1戦1勝のキャリアは不安の方が大きいかもしれませんが、それを補って余りある魅力の1頭ですね。

サトノクラウン、二冠馬ドゥラメンテと同じ堀厩舎&ミルコ・デムーロ騎手のコンビというのもまた怖い!
ビターエンダーが東京コースで前進
相手はこの上記2頭で絞っていきたいところですが、2、3着候補というと横一線。
ほかに気になる馬といえば、GⅢ京成杯4着のビターエンダー。その前走は中団からジリジリと、という感じでしたが、最後まで伸びてきたレース内容は上々。未勝利戦を3馬身差で快勝した東京コースに戻り、さらなる前進を期待です。
また、ココロノトウダイはローカル回りながら、未勝利→きんもくせい特別の連勝内容が良い。まだ奥がありそうな走りっぷりだし、何よりそれは伯母トゥザヴィクトリー、伯父トゥザワールドらがいる“走る牝系”に連なる血統の裏付けがあるからでしょう。重賞のこの相手でも十分やれるはずです。
地方馬エンが不気味、コスモバルクの再来か
そして、地方・川崎競馬からの参戦のエンが一番不気味な存在。
初の芝、初のJRA挑戦と、普通なら消しの一手ではあるけれど、川崎での2戦が1秒8差、0秒6差と、いずれも大きな差をつけて連勝している。
僕の持論としては、地方競馬といえども楽勝を続けている馬はそれだけ走る能力を持っているということであり、それは芝でも決して侮っていいわけではない。
エンのオーナーはマイネル軍団の総帥・岡田繁幸さん。岡田総帥といえば、同じようにコスモバルク、プレイアンドリアルが地方競馬所属から中央に挑戦して重賞を制覇しています。その岡田総帥が大きな期待を込めて送り込む1頭。押さえて損はないのではないでしょうか?
エンの父タヴィストックは、凱旋門賞馬モンジュー産駒のニュージーランド産馬。産駒にはGⅠクイーンエリザベス2世カップを制し、GⅠ宝塚記念でも2着に好走した香港馬ワーザ―がいます。十分に芝をこなせる血統だとも言えます。

まだ人気にはなっていないため、エンで高配当を取るならココしかない!
京都記念の予想はこちら
