今週は3歳マイル王決定戦・NHKマイルカップが日曜に行われますが、その前日の土曜日も注目の3歳限定レースが東京、京都で行われます。
そうです、ダービーへ向けた最終トライアルレースのプリンシパルステークス、そして“東上最終便”となるGⅡ京都新聞杯ですね。
コントレイル、サリオスの2強体制に風穴をあけるような新星は登場するのか――?
まずはGⅡ京都新聞杯から予想してみたいと思います。
目次
第68回GⅡ青葉賞 予想と見解
◎⑧アドマイヤビルゴ
○⑩ファルコニア
▲⑪マンオブスプリット
△③シルヴェリオ
△⑤ホウオウエクレール
穴⑬プレシオーソ
馬単⑧⇔⑩⑪③⑤⑬
3連単⑧→⑩⑪③⑤⑬
- アドマイヤビルゴここは負けられない
- ファルコニア距離延びてさらに
- プレシオーソ芝未知数も血統はこなせる
展開予想(平均ペース)
⑥⑧⑨⑩
⑬ ⑦⑪⑫
ハナは⑤ホウオウエクレール。ペースは平均か、ややスロー。
⑬⑧⑦⑪⑫
⑧アドマイヤビルゴは逃げ・先行勢を見る形の好位から追走。
⑬⑥①④
⑧⑪⑦
⑩⑫
⑧アドマイヤビルゴが直線堂々の抜け出しへ。後方待機⑩ファルコニアは外から一気に脚を伸ばす。
⑪
⑩
先頭に立った⑧アドマイヤビルゴがそのまま押し切り、無敗でダービーに駒を進めると予想。
ダービーを盛り上げるためにもアドマイヤビルゴ
ここはもうアドマイヤビルゴです。
やっぱりこの馬が無敗でダービーに駒を進めるのと、そうでないのとでは、盛り上がりがダンチだと思うんです。
JRAの全レースの中でダービーが一番好きな僕としては、毎年、考え得るその世代最高のメンバーが、最高の状態で頂点を競ってほしい。
そう考えると、アドマイヤビルゴにはどうしても無敗のままで東上してほしいのです。

しかも、単にここを勝つだけでは足りません。
“普通の年”だったら、3戦無敗で十分だったかもしれませんが、今年は特にコントレイルという超大物がいます。だから、ただ無敗でダービー参戦では皐月賞馬を脅かす存在にはなれない。
アドマイヤビルゴが背負う課題はかなりハイレベルではありますが、この馬だったら、そんな難題もアッサリと、しかもパーフェクトに回答してくれるのでは……そんな期待感を抱かせてくれる逸材だとも思うのです。
武豊から騎手変更でも(たぶん)大丈夫!
デビュー戦は5億8000万円(税抜)という落札価格と、アドマイヤの馬に武豊騎手がまたがるということが目立った話題先行型。レースも勝つには勝ちましたが、すぐにクラシックを意識できるような特筆するものはない――僕が抱いた印象はそんな感じでした。
ですが、その印象が180度変わってしまったのが前走の若葉ステークス。
初戦後の中間から動きが変わってきたというニュースを目にしていたのですが、その通り、いや、それ以上と思わせる競馬内容でデビュー2連勝を決めました。
これは想像以上の器かもしれない、一気にクラシック、すなわちダービーも見えてくるような勝ちっぷりだと思いました。
ならば、その言葉を現実のモノとすべく、アドマイヤビルゴには快勝、圧勝でダービーに駒を進めてもらいましょう。
今回は新型コロナウイルスの対策で騎手が土日で東西移動できないことにより、鞍上が藤岡康太騎手にスイッチとなりますが、普段の調教で騎乗していますから心配はないでしょう(神戸新聞杯のワグネリアンのように)。
ただ、どうしても勝たなきゃという意識の強さから、必要以上に走らせてしまうかもしれないという不安はあるかも……
なので、ダービーに向けてちゃんとお釣りを残しつつ、快勝するような競馬ができれば完璧だと思います。
初芝のプレシオーソを穴で
相手は、血統からも前走GⅡスプリングS4着から距離延びてさらに良さそうなファルコニア、フライライクバードやダノンアレーと骨っぽい相手に連勝しているマンオブスピリット、良血シルヴェリオを順当に。
穴っぽいのは単騎でマイペース逃げができれば怖いホウオウエクレール。
そして、芝未経験ながらダート2戦2勝の内容が良かったプレシオーソが面白そうな1頭。父はブラックタイド、祖母はタイキシャトルを負かした実績が光る快速テンザンストーム、兄に芝の重賞で2着4回のマジェスティハーツがいる血統からも、芝でもやれるんじゃないかと見ています。

これで決まりだ!
プリンシパルステークス、NHKマイルカップの予想


合わせてプリンシパルステークス、NHKマイルカップの予想も公開していますので、こちらもお時間ありましたら、ぜひ参考にしてみください。
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