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【オークス2020展望】デアリングタクト無敗二冠へ、最大の障壁は東京の芝傾向か

オークス2020展望

今週は3歳牝馬三冠レースの二冠目、樫の女王決定戦・オークスです。

注目はなんといっても、桜花賞馬・デアリングタクト

勝てば、無敗の牝馬クラシック二冠となり、これは1957年ミスオンワード以来の快挙。63年ぶりの大記録達成はなるのでしょうか?

一方、そうはさせまいと逆転を狙う桜花賞組はもちろん、トライアル組からも強力な馬が勢ぞろいしており、桜花賞以上に白熱したレースも期待できそう。

というわけで、「デアリングタクト二冠なるか」に焦点を当てつつ、逆転候補なども含めて探っていきたいと思います。

有力馬ピックアップ

デアリングタクト
スピード
(5.0)
スタミナ
(4.0)
血統
(4.0)
前走の内容
(5.0)
期待度
(5.0)
デゼル
スピード
(4.5)
スタミナ
(4.0)
血統
(5.0)
前走の内容
(5.0)
期待度
(4.5)
ミヤマザクラ
スピード
(4.0)
スタミナ
(5.0)
血統
(4.5)
前走の内容
(4.0)
期待度
(4.5)
ウインマリリン
スピード
(4.0)
スタミナ
(4.0)
血統
(3.0)
前走の内容
(4.0)
期待度
(4.0)
アブレイズ
スピード
(3.5)
スタミナ
(4.0)
血統
(3.5)
前走の内容
(4.0)
期待度
(4.0)

現時点での予想と見解

能力断然デアリングタクト、二冠の可能性は高い

桜花賞のレースぶりを振り返っても、今年の3歳牝馬の中ではデアリングタクトが頭1つ抜け出ている印象。単純な能力比較で言えば、デアリングタクトの二冠制覇の可能性は高いと見ています。

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その中で課題を探せば、まず最初に挙げられるのは「距離」でしょう。

桜花賞から800mも延びる上に、デアリングタクトは1600mしか走ったことがない。ましてレース経験自体もわずかに3戦。

昨年のラヴズオンリーユーも同じくキャリア3戦でオークスを勝ちましたが、この馬は2000mの経験があり、また06年カワカミプリンセスは前走のスイートピーSで1800m戦と東京コース、長距離輸送を経験していた。

それらと比較すると、デアリングタクトは距離、長距離輸送とクリアしなければいけない点がいくつかある

ただ、これらをもって「デアリングタクト危うし」とするのは、短絡的でもあると思うのです。

というのも過去、関西馬の桜花賞&オークス二冠牝馬の戦績を振り返ってみても、ジェンティルドンナ、スティルインラブは同じように千八以上のレースも長距離輸送の経験もなかったし、距離経験で言えば、アーモンドアイも千六までのレースしか走ったことがなかった。

つまり、この時期の3歳牝馬は能力があれば2400mを克服可能、距離適性よりも能力重視――というのが僕の持論です。

その観点から言えば、やっぱりデアリングタクトが最有力だし、加えて、今の東京芝は時計が出るスピード優先の馬場。スタミナ勝負にはなりづらく、速い脚と瞬発力を使えるデアリングタクトにとってはますます能力を発揮できる舞台とも言えるかもしれないですね。

血統ワンポイント!
父は菊花賞、ジャパンカップを勝ったエピファネイア。母の父はキングカメハメハで、祖母が1800mのGⅢクイーンS、GⅢ府中牝馬Sを勝ったデアリングハート。この血統背景なら東京2400mは十分に対応可能でしょう。

今の東京芝だと差しが届かない可能性も

となると、ますます二冠への死角はなくなっていくのだけど、僕が唯一心配しているというか、最大の課題と思っているのが東京の芝傾向だ。

時計が出る速い馬場はデアリングタクトに有利とも書いた直後にアレですが、ここ2週のGⅠで口酸っぱく言われていたように、今の東京は「内め先行有利」の傾向が顕著に出ている。

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末脚を生かす競馬で3連勝してきたデアリングタクトにとって、この芝傾向がどうなのか?

確かに桜花賞も2番手レシステンシア、逃げたスマイルカナが2、3着に粘る前残りのレースだったものの、これは各馬がそろってバテた中、デアリングタクト1頭だけが脚を伸ばしたレース。

ところが、今の東京は前へ行った馬がある程度のペースで飛ばしても、バテずに走り続けられる馬場だ。だからデアリングタクトがいくら速い上がり脚、瞬発力を繰り出しても、前が止まらなければ届かない。

だから、速い時計や瞬発力が問われるレースはいいんだけど、桜花賞やエルフィンSのように大外一気の競馬の競馬をした場合、先行馬を捉えきれず思わぬ取りこぼしがあるかもしれない……。

だから、ヴィクトリアマイルに引き続き松山弘平騎手がどう乗ってくるか、これがオークスの最大の焦点のようにも思っているわけです。

ただ、松山騎手は今年すごく乗れているし、先週のサウンドキアラは大外枠から2着に持ってきた競馬も完璧でした。なので、そう殊更に心配することではないのかもしれません。

AT
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デアリングタクトも先行させてくるかもしれないですよ。アーモンドアイがそうでした。

オークスは歴史的に差しが決まるレース

また、自分で「最大の不安要素はコレ!」的な話の展開をしておいて、またまたアレですが……過去10年のオークスの勝ち馬の決まり手、コーナーごとの通過順位を並べてみると、明らかに差し有利ではあるんですよね。

  • 19年 / 7(13)ラヴズオンリーユー 2.22.8 / 09-08-10-10 / 34.5
  • 18年 / 7(13)アーモンドアイ   2.23.8 / 06-06-06-05 / 33.2
  • 17年 / 1 (2) ソウルスターリング 2.24.1 / 03-04-02-02 / 34.1
  • 16年 / 2 (3) シンハライト    2.25.0 / 15-14-13-14 / 33.5
  • 15年 / 5(10)ミッキークイーン  2.25.0 / 12-12-09-09 / 34.0
  • 14年 / 5 (9) ヌーヴォレコルト  2.25.8 / 07-09-09-08 / 34.2
  • 13年 / 2 (3) メイショウマンボ  2.25.2 / 09-09-07-07 / 34.6
  • 12年 / 7(14)ジェンティルドンナ 2.23.6 / 13-14-14-15 / 34.2
  • 11年 / 2 (4) エリンコート    2.25.7 / 09-09-07-06 / 34.5
  • 10年 / 8(17)アパパネ      2.29.9 / 09-13-13-11 / 35.2
  • 10年 / 8(18)サンテミリオン   2.29.9 / 07-10-10-08 / 35.3

東京がスピード優先馬場になってきていると言っても、やっぱりこの時期の3歳牝馬にとって2400mのレースは過酷。ペースを作る先行馬たちが耐え切れずにバタバタと潰れていった結果、中団より後方で脚をタメていく馬が有利なのでしょう。

過去の歴史が証明しているオークスのレース傾向をとるか、それとも例年以上に内・先行有利になっている東京の芝傾向をとるか――

このあたりをじっくり考えたいとは思いますが、良馬場でも馬の能力や展開以上に馬場傾向を重視しなければいけないというのは、競馬の本来の姿とはちょっと違うような気もするんですよねぇ。

デゼルの潜在能力は桜花賞馬以上か

まあ、それは置いといて、デアリングタクトの二冠を阻止する一番手として名前が挙がりそうなのがデゼルだ。

こちらは桜花賞馬よりもさらに1戦少ないキャリア2戦の牝馬。ただし、その2戦のパフォーマンスが素晴らしく、特に前走のスイートピーステークスはおったまげましたよ。

ちょっとモノが違うと思わせる末脚の破壊力でした。

血統ワンポイント!
父ディープインパクト、母はフランスの二冠牝馬アヴニールセルタンの超良血。この血統背景からも、潜在能力はデアリングタクトと同等か、それ以上なのかもしれない。

まさに『新星』。第二のカワカミプリンセスとなる可能性は十分あります。

ただ、新馬、スイートピーSともに追い込みで勝っているために、この馬も今の東京芝で持ち味を生かせるかどうか。

スイートピーSを勝った当時は外差しがきいていた馬場も、今は全く逆の傾向。レーン騎手の手綱に期待したいところではありますが……。

桜花賞負け組で最も期待しているミヤマザクラ

一方、桜花賞組はどうだろうか?

デアリングタクトにあれだけの競馬をされてしまっては、本来だったら勝負づけは終わったと見られてしまうのですが、今年の桜花賞は強い雨が降った重馬場。ちょっと特殊な条件でしたね。

それだけに、力を十分発揮できずに敗れた馬もいるでしょうから、良馬場になって巻き返して来る馬に注意したいところ。

その中で僕が挙げたい馬はミヤマザクラです。桜花賞でも本命にしました。

この時はクロフネの近親という血統から道悪は合うと予想したのだけど、実際に走ってみたら全然ダメ。終始ノメりっぱなしでまともな競馬になっていなかった。

それでいて5着にまで踏ん張ったのだから、やっぱり能力は高いと思います。

もともと1800mでデビューし、その後は2000mの牡牝混合重賞にも使ってきたくらいだからオークスでこそと期待されていた馬。距離が延びるのは歓迎の口でしょう。

また、先行脚質でスピードを持続させるタイプだけに、今の東京も合っている。なので、桜花賞負け組の中で最も巻き返して来るのはミヤマザクラじゃないのかなぁと思っているわけです。

ソツのない立ち回りで「ウイン」2頭

また、脚質的な観点で言えば、トライアルのフローラステークスを勝ったウインマリリンは、好位で立ち回れる器用な脚が大きな武器になりそう。

前走は馬場に加えて、強烈な向かい風も後方勢の差し脚を不発にしたので、条件に恵まれた感はありますが、それでもトライアル同様に本番でもソツなく好位インベタで立ち回ることができれば、かなりしぶとい競馬ができるはず。

同じ「ウイン」で西の忘れな草賞を勝ったウインマイティーも同様ですね。

アブレイズを侮るな!

そしてもう1頭、フラワーカップの勝ち馬アブレイズも侮ってはいけないと思っています。

デゼルと同じく2戦2勝の無敗馬ですが、こちらは新馬戦が6番人気、フラワーCに至っては12番人気での勝利。それだけにフロック視してしまいがちですけど、個人的にはかなり「やる」んじゃないかと。

フラワーCも強かったですからね。

この馬も先行できる脚があるので、楽に行かせてもらえるようなら、三度(みたび)アッと言わせる激走があるかもしれないですよ!

現時点での予想はコレ!

とまあ、週初めの見解としてはこんなところで、今の段階で印をつけるとするなら、こう。

現時点での予想

◎デアリングタクト

○デゼル

▲ミヤマザクラ

△クラヴァシュドール

△ウインマリリン

穴アブレイズ

ただ、ミヤマザクラ、クラヴァシュドール以外の桜花賞負け組の中にも良馬場で変わってきそうな馬はまだまだいると思います。

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また、個人的に注目しているのは抽選対象のリリーピュアハート。

なので、たとえデアリングタクトを軸にしたとしても、相手を絞るのにすごく苦労しそうですね、これは。

追い切りや陣営のコメント、枠順なども加味しながら週末に最終結論を出して行きたいと思います。

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