今日はバレンタインデーですよ、みなさん。
チョコ、もらいました?
僕はいただきました、会社の女性陣から。毎年恒例のお菓子の詰め合わせ。うれしいですね~。
学生のころは何の根拠もないのに無駄にドキドキしながら過ごして、結局いつもと何も変わらない1日だったことに愕然とするーーこれを何年も繰り返したものですが……(遠い目)
今年もチョコとお菓子をもらえたし、あとは馬券を取ることができれば満点の週末。
さあ、僕にバレンタイン馬券をプレゼントしてくれる女神はどの馬だ!?
クイーンカップの予想といきましょう!
目次
第55回GⅢクイーンカップ 予想と見解
○⑨マジックキャッスル
▲③ルナシオン
△⑫ホウオウピースフル
△⑥シャンドフルール
穴④アミークス
馬単①⇔⑨③⑫⑥④
3連単①→⑨③⑫⑥④
展開予想(平均よりペース)
⑨②⑧⑬ ⑩
⑫⑪
ハナは大外から⑭インザムービーが果敢に。⑥武豊シャンドフルールは無理に競り合わず、①ミヤマザクラはそれを見る形で好位を追走。
⑫⑨②⑧⑬
ペースは平均よりやや速いか。③ルナシオンは馬群の中で折り合い重視、⑨マジックキャッスルは中団より前。外から行く⑫ホウオウピースフルは前を壁にする形にならないと折り合いに苦労するかも。
⑥③② ⑧
⑫ ⑩
⑨⑬
①ミヤマザクラは包まれないよう早めに進路を確保したいところ。それを追って③ルナシオン、外からは⑫ホウオウピースフルが襲い掛かり、⑨マジックキャッスル、⑩アカノニジュウイチが差し脚を伸ばす。
③
⑨
①ミヤマザクラが早め先頭押し切りで1着、⑨マジックキャッスルが確実に脚を伸ばして2着と予想。
ここがポイント!

- 初マイルでも素質と能力を信頼
- 今年はディープ産駒祭りだ
- 穴気配漂う関西の名手2人
ミヤマザクラ坂路の動き◎ 仕上がり不安なし
桜花賞、オークスへ直結するレースとして近年、重要度が増しているクイーンカップ。
本命には素質と能力に期待して、ミヤマザクラを推したい。
父はディープインパクト、伯父にクロフネ、兄にGⅡスプリングSの勝ち馬マウントロブソン、GⅠ菊花賞3着ポポカテペトルを持つ良血で、つい2週前にも1つ上の兄ボスジラが3連勝でオープン入りを決めたばかり。活力のある血統だ。
そんな血統背景を持つミヤマザクラもまた、「能力はある」と藤原英調教師が評価するくらい潜在能力は高く、新馬戦でも1番人気の支持。ここでは4着と敗れたが、続く未勝利戦を5馬身差のレコードタイムで勝ち上がると、続くGⅢ京都2歳Sでは牡馬に交じって0秒3差の2着と奮闘した。
しかも、敗れた相手が今年のダービー候補とも目されており、日曜のGⅢ共同通信杯でも断然人気のマイラプソディなのだから、むしろこの敗戦は「強敵相手に良く走っている」と、ミヤマザクラの能力の高さを改めて証明したものだと言えるだろう。ちなみに、3着馬には3馬身もの差をつけている。
その京都2歳S以来、およそ3カ月ぶりの実戦となる今回。水曜の坂路での最終追い切りは、上り重点ながらラスト1F11秒8という満点の瞬発力を見せた。

仕上がりに不安はないと見ていいでしょう。
懸念があるとすれば、初のマイル戦。
これまで千八→二千→二千と使われてきただけに、本質的には距離があった方がいいのかもしれない。だが、あえて陣営がここを使ってきたということは、“こなせる”という自信があってのものだろうし、ワンターンの府中マイルならば中距離適性の馬でも好勝負できるというのは、これまでの歴史が示してきたとおりだ。
さらに、動きたいときにスッと動ける操縦性の高い馬だから、距離短縮のマイル戦も苦にしないのではないか。同じ理由で、最内1番枠もさほど気にしなくていい。
なお、これを書いている金曜夜の東京は雨が少し降ったため、もしかしたらパンパンの良馬場にはならないかもしれない。しかし、ミヤマザクラは洋芝の札幌で強い勝ち方を見せた馬だけに、たとえ芝が多少渋っても対応可能だろう。

春の牝馬二冠へ向け、ミヤマザクラがここで大きく名乗りを挙げると見た。
マジックキャッスルは戦ってきた相手が違う
対抗には、ミヤマザクラと同じ重賞2着の実績があるマジックキャッスルを。
その重賞2着というのは前走GⅢファンタジーSで、このレースを勝ったのは、驚愕のレコード1分32秒7でGⅠ阪神JFを制したレシステンシア。2歳女王から1馬身差にまで差し込んできたのだから、内容としては上々だ。ミヤマザクラ同様に、評価を何ら下げるものではないし、むしろ高評価されていいくらい。
また、2走前のマイル戦・サフラン賞でも2着だったわけだが、惜しくもクビ差で敗れた相手が、阪神JF2着のマルターズディオサ。
つまり、マジックキャッスルは2走続けてGⅠで上位に入るような馬たちと好勝負を演じており、ということは……

マジックキャッスルもGⅠで勝ち負けになっていい能力を持っているということ。
もちろん、競馬はそうした単純な論法で成り立っているわけではないが、それでもここ2走の内容は、マジックキャッスルの能力の裏付けには十分だ。
また、母は桜花賞3着のソーマジック、兄にGⅢ関屋記念3着、GⅢエプソムカップ3着のソーグリッタリングがいるなど、マイル適性の高さはこの血統背景が示している。
もし、ミヤマザクラがマイルの流れに戸惑うようなことがあれば、こちらが主役に躍り出るのではないか。
ルナシオンは重賞級か、折り合いが課題に
ミヤマザクラ、マジックキャッスルのディープインパクト産駒2頭を上位と見ているが、もう1頭のディープ産駒が、これらをあっさりと負かして不思議はない魅力にあふれている。
それが藤沢和厩舎のルナシオン。
兄はGⅠ大阪杯、GⅠジャパンカップを制し、GⅠダービーでも2着に好走したスワーヴリチャードという良血馬だ。
昨年10月、府中千八でのデビュー戦がとにかく衝撃的だった。
最後の直線で行き場をなくし、残り1ハロンの時点では到底届かない位置にいたものの、馬群の外に出していざエンジンがかかると、ラスト100mだけで一気のごぼう抜き。勝ちっぷりのインパクトなら、間違いなくこのメンバーで一番だ。
大物感たっぷりなことは間違いない。ただ、デビュー戦の序盤はかなり掛かり気味だったし、勝負所で包まれてしまったのも、動きたいときに上手に動けない気性面の難しさからではないか。

その点をふまえ、名手ルメールがどう御していくのか注目です!
また、有馬記念馬ブラストワンピースの妹・ホウオウピースフルも血統に裏付けられた素質の高さでデビューから2連勝。いずれも完勝で、この中に入っても能力は上位だろう。
行きたがる気性だけに、距離短縮となる初のマイル戦はプラスに向く可能性もあるが、反面、折り合いが課題になりそう。
岩田康&アミークスに一発の匂い
穴には前走のマイル戦を勝ち上がってきた2頭を挙げたい。
1頭は阪神千六の1勝クラス・千両賞を制したキズナ産駒のシャンドフルール。1800mの新馬戦V後、2戦目の2000m戦は6着だったが、距離をマイルにしてすぐさま巻き返したあたり、適性はマイル前後にあるのだろう。牡馬を難なく完封したレースぶりを見ても、能力を発揮できれば重賞でも通用する力を持っている。
また、前走は逃げて2馬身差の快勝だったが、デビュー戦は好位からの抜け出しと、自在性のある脚質。鞍上の武豊騎手が前半をどう攻めるのか、レースの鍵を握る1頭になる。
そして、穴候補のもう1頭がアミークスだ。
未勝利を勝ち上がっただけの格上挑戦のうえ、4カ月ぶりの競馬と条件は易しくない。だが、デビュー戦は後のGⅢ新潟2歳S勝ち馬ウーマンズハート、阪神JF2着馬マルターズディオサがワンツーを決めるハイレベル戦の中、これらに次ぐ3着の好内容。
続く未勝利戦は今回と同じ府中マイル戦で、大外から豪快に差し切った脚はかなり見どころのあるものだった。
そして、鞍上が好調の岩田康誠騎手。GⅢ東京新聞杯で6番人気シャドウディーヴァを2着に持ってきたのをはじめ、先週日曜は東京で穴っぽい馬を多く馬券に絡ませていた。それだけに、

今回も何やら一発の匂いを漂わせている気がしませんか?
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