【悲報】エネイブルさん、つけられる種牡馬がいない……

【スプリングステークス2020展望】ヴェルトライゼンデほか出走予定馬を徹底分析!

スプリングステークス2020展望

今週は金、土、日の3日開催。

中山では金曜にGⅢフラワーカップ、日曜にGⅡスプリングステークス、阪神では土曜に若葉ステークスと、クラシックへ向けたステップレースが3つ。皐月賞&桜花賞戦線もいよいよ大詰めといった感がしてきますね。

特にスプリングSは、クラシックに直結するレースとしてファンにおなじみのレース。

グレード制が導入された1984年以降、ミホシンザン、ミホノブルボン、ナリタブライアン、タニノギムレット、ネオユニヴァース、メイショウサムソン、アンライバルド、オルフェーヴル、ロゴタイプ、キタサンブラックが、ここを勝ってクラシックもその手に収めました。

また、ダイワメジャー、一昨年のエポカドーロも、スプリングSを勝つことはできませんでしたが、ここで出走権を確保して皐月賞制覇につなげています。

さらに、バブルガムフェロー、ウインブライト、ステルヴィオなども古馬混合GⅠの勝ち馬となっており、あらためて並べてみると、物凄いメンツです。

さて今年は、これら名馬たちに肩を並べる馬は出てくるのでしょうか。有力馬を分析していきましょう!

有力馬ピックアップ解説

ヴェルトライゼンデ
血統
(4.5)
素質
(4.5)
前走内容
(4.0)
期待度
(4.5)

まずは、栗東・池江厩舎のドリームジャーニー産駒、ヴェルトライゼンデ

新馬、萩ステークスと連勝し、GⅠホープフルステークスでも2着。勝ったコントレイルからは1馬身半差でしたが、レースぶりからすれば力差はもっとあるな、というのが当時見て思った正直な感想。

それでも相手をこの馬と決めて、真っ向勝負を挑んだ競馬はとても内容がありましたし、コントレイルが強すぎただけで、ヴェルトライゼンデも相当な素質馬。兄が皐月賞2着ワールドエース、菊花賞馬ワールドプレミアという血統を考えても、まだまだ奥がありそうですね。

また、ホープフルSで先着したワーケア、オーソリティ、ブラックホールが2週前のGⅡ弥生賞で2着、3着、4着。ここから分かることは当然、コントレイルだけではなく、ホープフルS出走馬全体のレベルが高かったということ。

ひるがえってスプリングSの登録馬を見てみますと、重賞で連対実績があるのはヴェルトライゼンデ1頭のみ。相手関係から考えれば、ここは勝ち負けを意識できる一戦と言えるでしょう。

1週前追い切りは新コンビを組む池添騎手を背に、栗東CWでの3頭併せ馬できっちりと先着。報道を読む限りではタイム、動きともに良かったようで、態勢は整いつつあるようです。

まずは初の重賞タイトルを手にし、打倒コントレイルの1番手へ名乗りを挙げたいところです。

MEMO
池添騎手&池江寿厩舎といえば、父ドリームジャーニーと、その弟オルフェーヴルと同じ黄金コンビ。父が果たせなかったクラシック制覇をヴェルトライゼンデで達成なるか、注目ですね。

2番手以降は混戦。

その中から最初に挙げたいのは、リステッドのジュニアカップ勝ちを評価してサクセッションです。

サクセッション
血統
(4.0)
素質
(4.0)
前走内容
(4.5)
期待度
(4.0)

2走前のGⅡデイリー杯2歳ステークスは2番人気で6着と結果は出ませんでしたが、これはレース後のマーフィー騎手のコメントを見ると、どうやら早めに動きすぎた結果だった模様。

次のジュニアCでは前半じっくりとタメる競馬で2馬身半差の快勝。すぐに修正してくるあたりさすがは名手ですし、それに応えるパフォーマンスを見せたサクセッションも高い能力を持っています。

また、その前走を含め、全3勝のうち2勝がここ中山競馬場。コース相性も問題ありません。

ただ、デビューから4戦すべて1600mで使われており、1ハロン延長の1800mは今回が初めて。デイリー杯2歳Sでは仕掛けどころを誤ったにせよ、脚が持たなかったので、今回の鍵は相手関係の前にまず「距離」ということになるでしょう。

血統ワンポイント
サクセッションの父はキングカメハメハですから、1ハロンの距離延長はあまり問題なさそうですが、母の父ディクタットは英仏で1200m~1300mのGⅠを2勝し、安田記念2着。また、サクセッションの全兄クルーガーもGⅡマイラーズC1着など1600m戦線で活躍しています。母系からは1800mはギリギリという印象。

ファルコニア
血統
(4.0)
素質
(4.0)
前走内容
(4.0)
期待度
(4.0)

栗東・角居厩舎のディープインパクト産駒、ファルコニアは未勝利→1勝クラスと連勝。上昇度なら、この馬も見逃せません。

前走小倉のあすなろ賞は4コーナーで大外を回っての差し切り勝ち。着差こそハナですが、長くいい脚を使えることが分かりましたし、最後に2着馬を競り落とした勝負根性もなかなかのものです。

ローカル開催での勝ち上がりだけに、レースレベルに疑問を持つ向きがあるかもしれませんが、ファルコニア自身は新馬戦で1番人気に支持された素質馬であり、これまで4戦して2勝2着2回のパーフェクト連対

もとより今回の登録メンバーは1勝馬が多く、たとえローカル回りだとしても2勝を挙げている能力はここでも上位と見ていいと思います。

MEMO
参考までに、2016年マウントロブソンが同じく未勝利→あすなろ賞を連勝してスプリングS1着、一昨年のエポカドーロもこのパターンで2着でした。中央、ローカル関係なく、この時期に2つ勝っている実力は素直に評価した方がいいでしょう。

ココロノトウダイ
血統
(5.0)
素質
(4.0)
前走内容
(3.0)
期待度
(4.0)

もう1頭の2勝馬、ココロノトウダイは初の重賞挑戦だった前走GⅢ共同通信杯で5着。果敢に先行しましたが、最後にバテてしまったのは3カ月ぶりの休み明けだったことが影響してのことでしょう。

ただ、前が残る展開だった割に粘りがイマイチだったのは、久々の影響だけでなく、やはりこの馬は差しに構えた方がいいのかもしれません。

上積みが十分に見込める2走目の今回。相手関係も前走以上とは思えないので、末に徹すれば大前進があってもいいと思います。

血統ワンポイント
ココロノトウダイの1つ上の姉は、先週の中山牝馬Sを勝ったフェアリーポルカ。また、伯母にトゥザヴィクトリー、いとこにトゥザグローリー、デニムアンドルビーらがいる良血です。この牝系は祖母フェアリードールから枝分かれしており、重賞馬を多数輩出している日本競馬屈指の名家。血の勢いを受けて2週続けての姉弟重賞制覇はなるか。

現時点での見解

実績で頭1つ抜けているのはヴェルトライゼンデ

皐月賞候補筆頭の2歳王者コントレイルに完敗したとはいえ、1馬身半差の2着に好走したGⅠホープフルSは内容のあるレースでした。

また、ホープフルSで先着したワーケアらが弥生賞で軒並み上位に来たことを考えると、この馬も素質自体は重賞級。加えて、弥生賞ほどメンバーがそろわなかったこの相手関係なら、ここはきっちりと重賞初タイトルを手にして、コントレイルとの再戦に臨みたいところです。

まともに競馬をすれば、勝ち負けは必至と見ていいかと思います。

これを負かすとしたら、上に挙げたサクセッションファルコニアココロノトウダイか。また、1勝馬から堅実駆けのアオイクレアトールも連候補に入るでしょう。

週アタマの見解としては、ヴェルトライゼンデが力を発揮すれば連軸どころか、アタマ軸としても堅い。

そして、上記で挙げた3頭のいずれかがこれを負かすことはできるのか、また、2番手以降は案外混戦だとも思うので、何かヒモ穴になりそうな馬はいないか、そのあたりをこの1週間でじっくり考えていきたいと思います。

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