週初めの展望記事で「スプリングSは特にクラシックに直結するレース」なんてことを書きましたが、土曜阪神のメイン・若葉ステークスも負けず劣らずの重要なレース。
若葉Sの名前を見ると、パッとトウカイテイオーが思い浮かびますし、ジェニュイン、サニーブライアン、ノーリーズン、ヴィクトリーなど、個性的な皐月賞馬がこのレースをステップに誕生しています。
さらに春二冠の2、3着までとなると、昨年のヴェロックスをはじめワールドエース、ヒルノダムール、トライアンフマーチ、フサイチジャンク、ハーツクライ、懐かしいところではシルクライトニング、ビワハヤヒデなど多数輩出。
2000年から舞台を阪神2000mに移しての開催となっていますが、変わらず皐月賞、ダービーでの好走馬を出し続けている重要ステップレースと言えますね。 どちらかと言えば、若葉S組はクラシックで穴をあける印象
スプリングSばかりに目をやるのではなく、皐月賞の秘密兵器を探すうえでもしっかり注目していきましょう!
目次
若葉ステークス(L) 予想と見解
◎①アドマイヤビルゴ
○⑦アメリカンシード
▲⑪アルサトワ
△⑧オールザワールド
△⑤ディアマンミノル
穴③サーストンカイドー
馬単①→⑦⑪⑧⑤③
3連単①→⑦⑪⑧⑤③
ここがポイント!

- 5億8千万馬がさらに良化
- 1勝馬同士なら堅実さが買い
- アルサトワ単騎逃げで一変期待
展開予想(平均ペース)
⑦⑧⑥⑤⑨
⑫ ⑩
ここは⑪アルサトワがハナ。他に行きそうな馬もいないので平均ペースで落ち着きそう。
⑦⑫⑥⑩
人気の一角⑦アメリカンシードは逃げ馬を見る形の好位、①アドマイヤビルゴはちょうど中団か。
⑦①⑥⑨
⑤⑫⑩
⑪アルサトワがリードを広げながら迎える最後の直線、①アドマイヤビルゴ、⑦アメリカンシードらが末脚を伸ばす。
⑦
①
①アドマイヤビルゴが直線坂上で差し、そのまま1着でゴールと予想。
1回使って大幅上昇アドマイヤビルゴ
メンバー唯一の重賞馬キメラヴェリテは今回が初めての芝、また、2勝馬イロゴトシも1200m戦なので、どちらもこのレースの主力には据えにくい。
となると1勝馬が中心になるので、それなら1勝クラスの特別戦で連続2着のアメリカンシードで固いかなと思っていました。3戦3勝レクセランスとも好勝負していますからね。
でも、この中間のニュースを読んでいると、どうやらアドマイヤビルゴがかなり良くなっているらしい、とのこと。
父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニー馬という良血馬。セレクトセールで5億8,000万円(税抜)もの値がついたことでも話題になりましたが、それ以上に世間を騒がせたのは、武豊騎手を背にしてのデビュー戦。
まあ、人間関係は色々とありますし、全く他人の僕がどうこう言うのは違うと思いますのであえてスルーしますが、本当に絵に描いたような勝利でしたね。
ただ、レース前は陣営のトーンがあまり高くなかったと記憶していて、実戦でも勝つには勝ちましたが、物凄くインパクトがあるものでもなかった。
なので、この若葉Sでも人気先行かなと思っていたわけです。
でも、各スポーツ紙のネットニュースを見ると「2段階くらい良くなっている」らしく、友道厩舎スタッフも驚くくらいの成長だというのです。
ならば、1勝馬が大半を占めるこの相手関係でしたら好勝負できると信頼します。
マイペース逃走ならアルサトワが怖い
力通りなら◎アドマイヤビルゴ、○アメリカンシードで堅そう。
ただ、3着となると以外に荒れそうな予感がします。
面白いのはアルサトワ。未勝利戦で2着以下を0秒7ちぎった先行力に大きな魅力を感じます。
前走のゆりかもめ賞は5着に敗れましたが、最初は逃げていたもののレース途中からハナを譲った形が、結果的に良くなかったのかもしれません。
そのような競馬ながら、最後の直線では止まっていませんでしたので、やはり未勝利戦のように後続を終始離して逃げた方が良さそうです。
相手を見渡しても、ほかに逃げたい馬がいないのも好都合。マイペース逃走での一変で穴をあけることを期待したいですね。
ほか、取り消し明けの影響が気になりますが能力上位と思えるオールザワールド、連闘と新馬戦を勝った2000mで見直したいディアマンミノル。
また、未勝利を勝ち上がったばかりですが、相手なりに走れそうなサーストンカイドーを穴に指名します。

これで決まりだ!
スプリングS、阪神大賞典の予想
日曜東西メインのスプリングステークス、阪神大賞典の予想記事も合わせて公開しています。


皐月賞、天皇賞・春を見据えた重要ステップレース。本命はそれぞれ、ヴェルトライゼンデ、メイショウテンゲンとしました。見解、展開予想などもしておりますので、よろしければご参考までに。