ダービー、終わってしまいましたね……
もうこの1週間は抜け殻のように過ごしましたよ。バスラットレオンが沈んだからではない。ああ、1年間、終わったな……って、毎年この時期はそんな感じです。
まあ、ただ、言い方は悪いですけど、現3歳世代の中でバスラットレオンに特に思い入れがあったわけではなく、ダービー参戦を発表した日にふと「この馬がバカ逃げしたら面白いんじゃないか?」と思ってしまったから、そのまま本命にしたという経緯だったので、馬券が外れたとか、自分のダービー本命馬が負けてしまったことに対しての悔しさは、例年ほどじゃないという感じです。
それに、今週から早くも来年のダービーに向けた戦い、2歳新馬戦がスタートしますからね。いつまでも呆けているわけにはいかないのですよ。
しかも、初日の東京マイル戦から美浦・国枝厩舎期待のディープインパクト産駒、コマンドラインがルメール騎手を鞍上に登場。調教師の評価が高いのはもちろんのこと、報道によればルメール騎手が「この馬でダービーを予約したい」と言っているというのだから、これは相当の器なのでしょう。
いやあ、どんな競馬を見せてくれるのか楽しみ。もう来年のダービーが待ち切れない!そんな競馬を見せてほしいですよね。
そんなわけで、ダービーが終わってもすぐに次のダービー。これだから競馬はやめられない、止まらない。競馬って、ホントいいもんですよね。
あと、個人的にはダービー本命馬を決めた経緯があんなだったように、2018年生まれ世代では「コレは!」と追いかけたくなるような馬を見つけられなかったことが反省点。なので、19年生まれ世代では“何があってもダービーまで追いかけたい”、そんな馬を見つけていきたいですね。
第71回GⅠ安田記念 予想と見解
一方で、今週のメインレースは春のマイル王決定戦・安田記念。
これはもう女王グランアレグリア鉄板ムードですが、まあ、常識的に考えればそうですよ。でも、「大丈夫」と言われている本命ほど危なくなるというのが競馬の鉄則。グランアレグリアにだって不安な点は、無理やり探せば1つくらいある。
それはやっぱり、ヴィクトリアマイルから安田記念までの中2週のローテだ。
これまでのキャリアの中で、最も間隔が短かったレースといえば、桜花賞から中3週で臨んだNHKマイルカップ。このレースはご存じの通り、5着(4位入線からの降着)に敗れている。しかも、この条件でなぜ負けたのか?というくらい不可解すぎる凡走だった。
理由を求めるとすれば、それはやはり中3週のローテで疲れが回復していなかったということになるのではないか。しかも、今回はそれよりもさらに1週短いのです。
そして、ヴィクトリアマイル→安田記念の連勝がとてつもなく難しいことは、昨年のアーモンドアイからも分かる通り。これまでにその偉業を達成したのはウオッカただ1頭だ。
まあ、でも、あれから2つ年を重ね、心身ともに充実している今のグランアレグリアだったら、もうあの時のような凡走はない、とも言えるのもごもっとも。それに昨年、アーモンドアイを止めたのは他ならぬこのグランアレグリアだ。
やっぱり、あっさりと勝ってしまう可能性は高いよなぁ……と思いつつも、一縷の穴の期待を込めて買いたいのがラウダシオン!
競馬ファンみんなが思っている通り、この馬のベストは1400mでしょう。マイルだとちょっと長い。しかも、このハイレベルメンバー相手に勝ち切るのはちょっとどうかなぁと思ってしまうのは正直なところです。
でもですよ。これはもう何度も書いてきましたが、ここ数年の東京競馬場はとにかく異常なくらいに時計が出る。つまり、スピードに偏重しきっており、スタミナはほとんど必要としない。
だから、近年の東京コースのレースはだいたいつまらないパターンが多く、今では日本で一番簡単なコースに成り下がってしまったのだけど、それはまた別の話として、何が言いたいかというと、ベスト千四のラウダシオンも今の東京マイルなら十分すぎるくらいにこなせる。
ラウダシオンが東京コースでは千四、マイルに関わらず好走するのはこれが理由なのだ。
ただ、前述したように、だからといってグランアレグリアに勝てるかというと、そう簡単なものではないので、ひとまずラウダシオンとグランアレグリアで厚めに買って、グランアレグリアが凡走した場合の押さえを少額で手広く買っておこうと思います。
2、3着だったら割とあるでしょ?
◎⑦ラウダシオン
○⑤グランアレグリア
▲①サリオス
△⑧インディチャンプ
△⑥ダノンプレミアム
穴⑩カデナ
馬単⑦⇔⑤①⑧⑥⑩
3連複⑦-⑤①⑧⑥⑩
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